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活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人あっとオーティズム>を開催しました!

2023.04.01

4月1日(土)、阪急うめだ本店 9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、NPO法人あっとオーティズム理事長の佐伯さんにお越しいただき、お話しを伺いました。

「あっとオーティズム」は、オーティズム(自閉症)の理解促進の啓発活動を行っている団体で、オーティズムの前にアットマークのあっとを付け、あっとオーティズムを団体名とし、2011年から神戸、芦屋を中心に活動を始められました。

自閉症という言葉は聞いた事があるけれど、詳しくはご存じない方も多いのでないでしょうか?自閉症(オーティズム)のこどもたちは、研ぎ澄まされた感覚を持っており、特に音に対しては敏感に感じることが多いそうです。日常の生活音や様々な音が耳のすぐ横でとても大きな音として聞こえる感覚になることもあるようです。また、驚いたときなどの表現が周りの人に理解されず、驚かれることも。遠くの音が近くで聞こえる感覚で耳をふさいだり、多くの人がそれほど明るく感じない場所でまぶしく感じたりします。楽しい時の感情表現としてぴょんぴょんはねたり、不安を感じたときは同じことを何度も繰り返したりします。

「ちょっと違う表現や行動があったとき、独自の表現方法とわかってもらい、自閉症を理解してもらうことで暖かく見守って欲しいです」と佐伯さん。また、どの音を捉えるべきかの判断が困難なこともあるので、声をかける時などは正面から目線を合わせて話しかけてくれると、こどもも安心して聞くことができるそうです。そして、そういう特性を皆さんに知ってもらいお互いに過ごしやすくする、そんな温かい気持ちが世の中に広がることを目指されてます。

毎年4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デーです。その日は世界中で夕暮れとともにそれぞれの国のランドマークなどが自閉症啓発デーのシンボルカラーで、癒やしの色でもあるブルーに次々とライトアップされていきます。日本でも大阪はもちろん神戸をはじめ各地の名所でライトアップされますので、みなさまも是非ご覧になってください。

オーティズムのこどもたちは、独特のコミュニケーション方法やこだわり、感覚過敏が原因で周りの人に理解されづらいことから、社会生活を送るために困難が生じています。団体では、こどもには療育、親には相談会やセミナーを開催し、社会に対応できる力をつけてもらっているそうです。社会にオーティズムを理解する方が増えることで、オーティズムの方々が生きやすい世の中になることを願っている、とのことでした。

今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。

本日もたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。