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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人つなげる>を開催しました!

2023.09.09

本日、阪急うめだ本店 9階祝祭広場で行われましたチャリティートークイベントは、NPO法人つなげる代表理事の中原さんご来場いただき、日頃の活動についてお話を伺いました。

NPO法人つなげるは、尼崎市にある多胎児(双子や三つ子など)家庭のつながりを支援している団体です。代表の中原さんの双子育児の経験から、どんな環境であっても当たり前に命の誕生を喜び、当たり前に自分らしい子育てができる環境を整えることを目標に多胎児家庭の支援をはじめられました。

多胎児の出産は、単胎児に比べ早産・死産・低出生体重児になる可能性が高いことが知られています(出典:厚生労働省 平成30年度子ども・子育て支援推進調査研究事業)。妊娠が判明したとき「おめでとう」と言われて喜びに浸るより、出産に向けて様々なリスクの説明を受け、どうすれば最善の出産ができるかといった問題が最優先となり、手放しで喜べないこともあるそうです。また、出産後の育児にかかる費用や時間をどうやって確保するかも大きな課題となります。 

多胎児特有の課題を少しでも解決するためには、身近に相談できる多胎児家庭とつながり、先輩の経験を参考にする事が役立つのですが、多胎児が生まれる割合は約1%と、なかなかつながれる環境にありません。自分で情報を得ようとすると、あふれる情報の中から必要な情報を得るためには時間を要し、睡眠時間の確保の難しい新生児期の母親や、目の離せない乳児期のこどもを抱えている家庭には困難です。また、単胎児家庭であれば、公園や児童館など外出先でも子育て中の保護者から情報を得ることができますが、多胎児家庭は外出の大変さから、外出自体なかなかできないこともあるようです。

そこでNPO法人つなげるではそうした多胎家庭の孤立を防ぐために、全国の多胎児家庭をオンライン上でつなぐ「ふたごのへや(気軽に話せるLINEチャット)」と「ふたごのひろば(音声でいつでも話せる)」を運営し、多胎児家庭にコミュニケーションの場を提供されています。

2023年2月25日には多胎児家族があるまれる場所「ふたごのいえ」が尼崎にオープン。みんなで食事をしたり、なんとお風呂にいれることもできるそうです。おそらく日本初の公衆衛生の許可を得た子育て広場だとか。誰かにお風呂に入れるのをサポートしてもらえると本当に助かりますよね。


多胎育児の大変さや孤独感はなかなか周りに理解してもらえず、「しんどい」と言っていいことも気づかず無我夢中で頑張っているお母さんたちがいます。活動をしていると支援団体があることに驚かれる方もいる。と中原さん。

周りにいる多胎児家庭の方に、いろんなサポートがあることをぜひお知らせください!ちょうど会場に双子の乳児がいる従業員がいたので、早速“つなげる”。みなさまもぜひ、ご紹介してみてください。

また、今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。

本日も、たくさんのご来場、ありがとうございました。