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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<公益社団法人アジア協会アジア友の会>を開催しました!

2024.02.03

本日のチャリティートークイベントは先週に引き続きバレンタインチョコ一色の阪急うめだ本店9階祝祭広場からお送りいたしました。公益社団法人アジア協会アジア友の会副事務局長の熱田典子さんにお越しいただき、お話をお伺いしました。

アジア協会アジア友の会は1979年に活動をスタートした、安全な水が行き届かないアジアの地域へ井戸やパイプラインを建設する事で”命の水”を贈る民間国際協力援助団体(NGO)です。そして誰もが世界中のどこで生まれようとも『生まれてきて良かった』と思える社会を目指して”安全な水”を贈ることで生活や環境、医療や衛生、教育の向上などの様々な社会的課題に取り組んでおられます。

『水の惑星』と言われている地球の表面の3分の2は水でおおわれ、およそ14億km³の水があると言われているのですが。ほとんどが海水で、わずかな残った淡水も南極の氷や地下水が大部分を占めおり、全水量における川や湖、沼の水のような水資源(すぐ飲める水)の割合はわずか0.01%しかないそうです。

みなさんは日本人1人あたりが1日に使用する水の量はどのくらいかご存じでしょうか?実は約300ℓにもなるそうです。普段何気なく使っていてイメージがわかないかもしれませんが、これは家庭用の大きなお風呂と同じぐらいの量だそうです。炊事、お手洗い、洗濯、学校や職場、あらゆるところで使用する水も全て含みますが、かなりの量になりますよね。一方、ネパールでは現在でも水かめ3杯=約36ℓ程度の水で毎日の生活を行っている地域もあるそうです。そしてこの水汲みのために、こどもたちは数キロ離れた場所に毎日何回もの往復が必要で、結果として、こどもたちは、学校に遅れたり、行けなかったりすることもあるそうです。しかも苦労してようやくたどり着いた水場も必ずしも安全とは言えず不衛生な水のだったりもします。

今日は現地で実際に水くみに使用する金属製の水がめ(画像右下)をご披露いただきました。水を一杯に入れると約12~18㎏ほどの重さにもなるそうです。小さなこどもにとってはこの毎日の水汲みは大変な作業になってしまいます。

《小学生の女の子「マヤ」ちゃん。生きていくためには、幼いこどもたちにとっても、こういった毎日の水汲みが日常になってしまっているのです。》

私たちの住む日本では蛇口をひねれば透明できれいな水がいくらでも出てきます。そして私たちはそれが当たり前と思いがちです。現在、日本でも能登半島地震の被災地ではお風呂など生活たための水が不足している状況が続いていますが、世界にはそのような地域がまだまだ沢山あります。

アジア協会アジア友の会ではこれまで43年間の活動で安全な水の確保が困難なアジアを中心に13か国で2,254基もの井戸や、さらには水道パイプラインなども建設してきました。2021年12月には、H2Oサンタ経由のみなさまからお預かりした寄付により4基目の井戸も完成し、こどもたちの喜ぶご報告もいただきました。水を確保する時間から解放されたことで、こどもたちに教育を受けさせることができたり、結果として女性の自立にもつながっているそうです。

みなさま、ご存知でしょうか?

3月22日は「世界水の日」なんです。団体では、世界との「水」を通じたつながりを理解し、また「水」の大切さを考えて欲しい、との想いから、そして「水の日」の認知をさらに高めるために「水写真コンテスト」を企画しておられます。3回目となる今回は『水でつながる私とアジア』がテーマです。コンテストに応募していただく事でもこどもたちの支援につながります。みなさま、是非ご応募にチャレンジお願いします! 

 今回はバレンタイン会場ということもあり、アジア協会が支援している、アジア各地のカカオを使ったチョコレートの説明を百貨店の担当者に協力してもらいました。チョコレートを食べることでも、アジア地域の応援になるんですね。
最後に熱田さんからは、みなさまの食べられているチョコレートの材料であるカカオを育てるのにもきれいな水が必要なんです!といったお話もありました。今回お話した水の大切さを皆さんにはもっと知ってほしいという思いを熱く語られていました。また、アジア協会アジア友の会のこういった活動は
みなさまのご協力の上に成り立つ活動なので、これからもご支援よろしくお願いします!とおしゃっていました。


今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジと連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。



本日も、たくさんのご来場、ありがとうございました。