10月29日(土)のチャリティートークイベントのご報告
2016.10.29本日、阪急百貨店うめだ本店 9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、NPO法人 レインボーチルドレン代表の石川さんにお越しいただきました。
レインボーチルドレンのさまざまな活動の中から、今回はインドの首都デリーのスラムでのこどもたちの教育支援について詳しくお話をお伺いしました。
スラムとは都市部で極貧層が居住する過密化した地区のことを言います。スラムでは高い失業率と貧困、非衛生的な環境からの伝染病、児童労働など、挙げるときりがないくらいさまざまな問題があるそうです。その中でも最大の問題は教育に関することと団体では考えておられます。
これは、実際のスラムの写真です。ゴミの袋が大きすぎて驚くのですが、黄色で囲ってるところに人間が写ってます。このゴミ置き場からモノを拾って生活してるんですね。右の向こうには高層マンションも写っおり、都会の中での貧富の格差が如実に現れている光景です。
スラムでは昼間でも、学校へ行かずに家にいるこどもたちをたくさん見かけるそうです。充分な教育を受けずに育ってきた大人たちは、自分のこどもにも教育を受けさせず、結果としてスラムのこどもたちは教育が受けられないという問題が世代を超えて繰り返される負の連鎖が起きているとのこと。それを止めるためには、しっかりとした教育のしくみが必要なので、レインボーチルドレンではスラムのこどもたちの教育支援に取組んでおられます。
レインボーチルドレンでは、学習意外にも、日本で使わなくなってしまったデジタルカメラを寄付してもらい、こどもたちにプレゼントし、思い思いに写真を撮ってもらおうという『キッズカメラプロジェクト』や『バルーンアート教室』などもされています。
いま、レインボーチルドレンでは、写真のサンタン君を奨学生として迎えたそうです。彼はスラム出身ですが、頑張って自力でデリー大学を卒業しました。現在はNGO Wahoe Communeのデリーの責任者として、学校の運営を任されているのですが、さらに大学院に進み、実践的なマネジメントを学ぶことを目指しています。彼の夢である、この学校を200名の学校にし、デリー中に無数にあるスラムに同じような学校を作っていくことをかなえるために。
このように、スラムの若きリーダーの力を引き上げることで、こどもたちの教育を支援すること、第2第3のリーダーが生まれてくる土壌をつくることもレインボーチルドレンのスラムプロジェクトです。
もっと詳しいことは、レインボーチルドレンのホームページでご覧いただけます。また、Facebookで活動を紹介したり、ブログやメールマガジン配信もされおります。検索は「レインボーチルドレンジャパン」
本日もたくさんのお客様にご来店いただきましてありがとうございました。