九州豪雨災害 被災地を訪問し、復旧状況をお伺いしました。
2017.09.30みなさまにご協力いただきました九州豪雨災害支援金募金の寄付先である大分県、福岡県の社会福祉協議会に9月20日、21日にH2Oサンタ担当者が訪問し、復旧状況を伺いました。
大分県社会福祉協議会 会長 常務理事の高橋様によると、7月の豪雨災害の被災地復旧はある程度落ち着いたものの、現在(9月中旬)は先週の台風18号の被害対応に追われている、とのことでした。H2Oサンタからの寄付は被災者を支援するボランティアの活動支援に役立てているとのことで、大変ありがたい、とのお言葉をいただきました。
福岡県社会福祉協議会 常務理事の高橋様によると、福岡では九州豪雨の被害が現在(9月中旬)も深刻で、未だ車両が通行できず、被災住宅の泥出しなどが手付かずの地域もあるそうです。朝倉市のボランティアセンターでは、社会福祉協議会の方々や、九州各地をはじめ全国から集まったボランティアが活動されていました。
現場で、実際に活動しておられる方に話を伺うと、床上はもちろん、床下浸水でも家屋の下に泥水が流れると湿気が溜まるので、一度畳をすべて上げて、泥を出し、洗浄し、乾燥させなければ床や畳が腐ってくるので、復旧にはかなりの労力が必要。特に年配の方が多い地域では、労力が不足しているのでボランティアが今後も継続して来てくれると助かる、とのこと。 また意外なことだったのですが、電化製品も洗浄機で洗うと使用できるものもあるそうです。現場では高圧洗浄機やさまざまなものを乾燥させる業務用の大型扇風機などが不足しているので、H2Oサンタからの支援金は必要物資の準備にも役立てていただける、とのことでした。
平日200~300名、土日500名程のボランティアが活動されているそうです。(福岡県朝倉市の災害ボランティアセンター)
過去に大雨災害の被災地であった茨城県の高校生からの応援メッセージが届いていました。(福岡県朝倉市の災害ボランティアセンター)
被災住宅の泥出し作業等に使用した大量の一輪車(福岡県朝倉市のボランティアセンター)
家屋の床下や家電製品などの洗浄に使用する高圧洗浄機。H2Oサンタからの支援金はこのような必要物資の購入などボランティア活動を支える資金として役立たせていただいています。(福岡県朝倉市の災害ボランティアセンター)
住宅地であった場所は数日前(9月中旬)にやっと車両が通行できる状態になったそうです。(福岡県朝倉市)
被災地では九州各地や関西からも学生ボランティアが活動されている、とのこと。懸命な活動が続いていますが、復旧にはしばらく時間がかかる様子でした。みなさまにご協力いただきましたH2Oサンタ支援金募金からの寄付金は支援物資の購入やボランティア活動のための活動費として被災地支援に有効に役立てられていました。