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活動のご報告

11月9日(土)H2Oサンタ チャリティートークイベントのご報告

2019.11.09

本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で行われましたチャリティートークイベントは認定NPO法人児童虐待防止協会 事務局長の川本さんにご来場いただきました。


トークイベントのオープニングとして、H2Oサンタのチャリティーコンサートなどに、日頃よりご賛同を頂いている玉田ピアノさんのヴァイオリン講師の岡さんに演奏して頂きました。午後のひと時、会場はヴァイオリンが奏でる素敵な音色に包まれ、多くの方にお集まりいただきました。

認定NPO法人児童虐待防止協会は1990年当時、徐々に児童虐待が社会問題として世間の関心が高まる中、設立されました。児童虐待のドキュメント番組がテレビで放映され、その反響が大きかった事もあり、行政と協力し開設したそうです。団体では、どのような状況下に生まれたこどもであっても、愛情と環境に恵まれ、人としての命と成長が大切にされる社会の実現に向け、児童虐待問題を防止・予防を目的とされています。

厚生労働省は毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定めて、さまざまな取組みを行っていますが、こどもが虐待を受けたという悲惨なニュースは後を絶ちません。団体が開設当初より、最も力を入れている活動は「子どもの虐待ホットライン」の運営です。月曜日から金曜日の午前11時から午後5時まで、悩みをかかえている方の気持ちを電話で、一緒に考える活動です。話しづらいことでも、このホットラインでは匿名で相談できるので、どんな事でも構わないので悩んでいたら、勇気を出して、まず電話をかけてきて欲しいそうです。

電話相談の内訳を見ると、こどもへ虐待をしてしまった事に対し、悩んでいる方が全体の25%を占めています。いけないとわかっていても子育て中の様々なストレスでこどもへの虐待を繰り返してしまっているそうです。ホットラインにかかってきた電話の対応は、保育士をはじめとする専門分野の経験者が対応しているので安心して相談して欲しいとのこと。また、卒業後すぐにでも親になる可能性のある高校生への授業も行っています。今まで関心が無かった虐待問題について、自分たちに何かできることはないかと考えるようになった、自分たちが親になり、困ったり、悩んだりした時には悩まずに相談できる場所があることがわかり、とても有意義な授業だった、との声が多く聞かれたそうです。

「オレンジリボン」とは、虐待の現状を広く知ってもらい、虐待を防止し、虐待を受けたこどもたちが幸福になれるようにとの気持ちをこめた、こども虐待防止のシンボルカラーで、シンボルマークだそうです。こどもの虐待防止活動に賛同される方がオレンジリボンをつける事により、こども虐待防止の意志を示し、更に多くの人々に関心と賛同を広げ、普及させていく市民運動です。ご来場の皆さまにも「オレンジリボンの取組について、ご家族や、お友達にお話して頂ければ幸いです」とおっしゃっていました。


本日もご来場いただき、ありがとうございました。