土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人あっとオーティズム>を開催しました!
2024.03.23本日のチャリティートークイベントは、先週に引き続き「フランスフェア2024」で賑わう阪急うめだ本店9階祝祭広場からお送りいたしました。NPO法人あっとオーティズムの佐伯さんにお越しいただき、お話を伺いました。
「あっとオーティズム」は、オーティズム(自閉スペクトラム症)を含む発達障害のこどもたちとその家族が直面する困難への支援、および自閉スペクトラム症に対する社会での理解促進のための啓発活動を行っている団体で、2011年から神戸、芦屋を中心に活動を始められました。
皆さんは自閉スペクトラム症のことをご存知でしょうか?自閉スペクトラム症という言葉は聞いたことがあるけれど、詳しくはご存じない方も多いのでないでしょうか?自閉スペクトラム症(オーティズム)のこどもの割合は20~40人に1人くらいだそうです。日常の生活音や色々な音が自分の耳のすぐ横で大音量として聞こえる感覚になることがあったりします。そういう場合、驚いたときなどの表現が周りの人に理解されず、逆に驚かれることも。怖がられたり、いじめられたりして、社会生活を送るうえで困難が生じる場合もあるそうです。
団体ではオーティズムのそういう特性を皆さんに知ってもらって、お互いに過ごしやすくする、そんな温かい気持ちが世の中に広がることを目指し活動をされてます。佐伯さんは「ちょっと他の人とは違う表現や行動があったときでも、それはオーティズム(自閉スペクトラム症)独自の表現方法とわかってもらい、オーティズム(自閉スペクトラム症)を理解してもらうことで暖かく見守って欲しいです」と言われます。また耳から入ってくるたくさんのいろんな種類のどの音を捉えたらいいのかの判断に困ることもあるので、声をかけたり接したりする時には静かな環境の中で正面から目線を合わせてゆっくり話しかけてくれると、こどもたちも安心して聞くことができるそうです。
皆さんは、毎年4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」という日であることをご存知でしょうか?この日は2007年に制定され、自閉スペクトラム症やその他の発達障害に対する理解を進めるための啓発活動が世界的な規模で展開されています。そしてその日はライト・イット・アップ・ブルーの日とも言い、その日の夕暮れとともに世界172ヶ国以上の国で同時にそれぞれの国のランドマーク(有名建造物など)を自閉スペクトラム症啓発デーのシンボルカラーであるブルーでライトアップします。日本でも大阪はもちろん神戸をはじめ全国各地の名所や施設でライトアップを行い、自閉スペクトラム症のこどもたちを応援しています。是非皆さん足をお運びください。
オーティズムは、後天的なものではなく、生まれ持った脳の器質的・機能的な障害によるものだそうです。周りの人に理解されづらいことから、冷たい視線を投げかけられたり、「親の育て方が悪い」などと誤解される場合もあるそうで社会生活を送るために困難が生じています。最後に佐伯さんからは、オーティズム(自閉スペクトラム症)の事を理解する方がもっと増え、オーティズムの方々が生きやすい世の中になることを願っています。そして4月2日から8日の発達障害啓発週間には、皆さんもブルーの服を着て写真に撮りアップしていただくだけでもこどもたちへの応援になるので、是非ご参加よろしくお願いします、とのメッセージをお伝えされました。
今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。
本日もたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。