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活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタチャリティートークイベント<公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所>を開催しました!

2025.07.12

本日、阪急うめだ本店の 9階 祝祭広場で開催したチャリティートークイベントには「公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所」の山上有紀さんと山上さんが所属するリコーダーアンサンブル“しのごの”のみなさまにご来場いただき、日頃の活動についてお話を伺いました。

令和6年のこども家庭庁によると、理由は様々ですが、国内で親と暮らせないこどもが4万人いるとのこと。親と離れて、乳児院、児童養護施設等で暮らすこどもたちにとって、多くのこどもたちにとって当たり前の家庭生活の体験や、「自分だけを見てくれる」特定の大人の存在はとても重要だそうです。

「里親制度」は、親と一緒に暮らせないこどもたちが特定の大人との生活を通じて、健全な育成を図る有意義な制度です。養子縁組の条件は、正式に婚姻されているご夫婦で、こどもを迎え入れてくださるご家庭とのことです。里親登録をするのに1年弱、新しく家族の縁が結ばれるまでにおよそ2年ほどかかるため、ある程度の時間も必要です。こどもを迎え入れる気持ちのある方には、ぜひ早めに検討してみてほしいとのことでした。

「あなたの愛の手を」運動を通して、こどもたちの里親を探しています。

そんな中、家庭養護促進協会 大阪事務所では、毎日新聞で毎週日曜日の朝刊に里親・養親を必要とするこどもを紹介する「愛の手運動」という活動を、昭和39年5月5日から始められました。現在も続いているこの運動は3,040回目を迎え、この運動を通じて今まで1,400名以上のこどもたちが新しい家族と出会い、今も元気に成長しているそうです。

親子となった後も、親睦活動や研修などでつながりを保ち、養親・里親が孤独にならないような活動もされているとのこと。このトークイベントの間、BGMとしてシンガーソングライターの松藤量平さんによる「愛の手」が流れていました。

協会を通じて養子を迎えたある養母さんが、松藤量平さんに家庭養護促進協会のイメージソングを作ってもらったそうです。こどもと出会い、親子になれた喜び、養親子のかけがえのない幸せな毎日が描かれています。ぜひ聞いてみてください。

「里親応援団」募集中

家庭養護促進協会 大阪事務所では、「里親応援団」を募集されています。養親・里親になるのが難しい方も、ぜひ広報のお手伝いをしてみませんか。さまざまな事情で里親にはなれないけれど、「里親制度」を広く理解してもらうために、イベントの企画や準備、その他必要な支援を行ってくれるボランティアスタッフの仲間を募集しています。詳しくは家庭養護促進協会 大阪事務所(06-6762-5239)までお問い合わせください。

団体オリジナルのチャリティーTシャツは明日(7月13日 23:59)まで販売されているそうです。応援したい方は、添付写真の2次元バーコードからアクセスしてください。

また、団体では様々な書籍を取り扱っており、最後にはアメリカで詠み人知らずで伝わる有名な養子縁組の詩を訳した絵本『ふたりのおかあさんからあなたへのおくりもの』の朗読がありました。この絵本には「産んでくれたお母さん」と「育ててくれたお母さん」、二人とも本当のお母さんなんだよ、というこどもへの温かいメッセージが込められています。

この本は一般書店では流通していない書籍です。ご興味のある方は、ぜひ団体のホームページをご覧ください。親と一緒に暮らせないこどもたちや里親のことを多くの方に知っていただくことが、こどもたちの幸せにつながります。とても素敵なお話なので、どうぞ手に取ってみてくださいね。

今回のトークイベントでは、リコーダーアンサンブル“しのごの”の皆さんによる演奏をご披露いただきました。前半の演奏では、リコーダーの種類の紹介と、「ピタゴラスイッチ」のオープニングテーマ(小さいこどもさんがおられるご家庭では耳なじみがあるかもしれませんね)、そして映画「天空の城ラピュタ」から「君をのせて」など、合計6曲が演奏されました。

会場には小さいこどもさんもたくさん来場されており、皆さんとても楽しんでいらっしゃったようでした。

今回のチャリティートークイベントでは、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、イベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施しました。

正解した方には、H2Oサンタオリジナルクリアファイルと、今回は家庭養護促進協会さんのオリジナルクリアファイルもプレゼント。トークイベント終了後には、チャリティーTシャツのことなど、直接スタッフと話しているお客様もいらっしゃいました。

本日もたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。