第2回 H2Oサンタ シンポジウム「こどもの虐待・貧困、里親制度 諸外国の取り組み」開催のお知らせ
2018.10.0610月22日(月)午後1時30分~午後18時まで、阪急百貨店うめだ本店 9階阪急うめだホールにて、第2回 H2Oサンタ シンポジウム「こどもの虐待・貧困、里親制度 諸外国の取り組み」を開催いたします。
親と一緒に暮らせない子どもを一時的に家庭で養育する里親制度。2016年の児童福祉法改正を受けて厚生労働省の検討会が昨年発表した「新しい社会的養育ビジョン」は、里親への委託率を「就学前75%以上」「学童期以降50%以上」に引き上げる目標を示しました。委託率の高い諸外国の事例から学び、日本の制度運営に応用できないか。そのような視点でシンポジウムを企画しました。米国と韓国から現場の担当者を招き、各国の里親制度の現状や運営手法などを発表して頂きます。
https://kokucheese.com/event/index/537210/
内 容:
(1)日本の里親制度の現状と課題
厚生労働省 子ども家庭局家庭福祉課 児童福祉専門官 島玲志氏
(2)米国からのリポート 1.
子ども支援事業者New Alternatives for Children 家庭探しディレクター アンナ・ソロモン氏
(3)米国からのリポート 2.
NPO法人インターナショナル・フォスター・ケア・アライアンス エグゼクティブ・デレクター 粟津美穂氏
(4)韓国からのリポート
韓国保健福祉部中央家庭委託支援センター 機関長 韓 明愛氏
(5)パネルディスカッション
入 場 料 :1,000円(学生・18歳以下=無料)
定 員:200 名
主 催:一般財団法人H2Oサンタ/日本フォスターケア研究会
協 力:阪急百貨店うめだ本店
朝日新聞社・読売新聞社・産経新聞社・京都新聞
◇◇外国からの講師の略歴と報告概要◇◇
<米国からのリポート>
■アンナ・ソロモン 氏
(子ども支援事業者「New Alternatives for Children」 家庭探しディレクター)
【略歴】マスター・ソーシャルワーカー。ニューヨーク市の児童福祉で15年以上勤務し、里親制度を担当。NACでは、里親のリクルート、資格認定、支援、研修を行う業務の責任者。2006年、親と一緒に暮らせない子どもの家庭への委託措置がうまくいかなくなる場合の原因について、個人的要因と組織的要因の両面から研究(=博士)。
【報告内容】
米国の里親制度の現状:ニューヨークでの状況を中心にリポート
NACでの里親リクルートや資格認定、里親家庭サポート、里親トレーニングの手法
■粟津美穂 氏
(米国NPO法人IFCA エグゼクティブ・ディレクター)
【略歴】東京出身・米国人。78年、渡米。通信社記者を経て雑誌・新聞に米国の子どもや女性に関する記事を執筆。2000~05年、カリフォルニア州内の郡児童保護局ソーシャルワーカー。06~14年、ワシントン州児童保護局ソーシャルワーカーとして里親家庭のケアを担当。12年にIFCAを設立し理事長。15年から現職。
【報告内容】
米国の現状:虐待の状況/施設擁護が減った背景/米国でも里親確保に苦労
里親支援:「モッキンバード・ファミリー・プログラム」の概要と日本で始まった導入事例の紹介
ユースの活用:行政の施策や里親研修に元里子の視点を反映。首都圏自治体でも導入始まる。
米国の里親リクルート:ターゲット・リクルーティングへのシフトの潮流など
<韓国からのリポート>
親族里親への委託率が高い韓国で里親制度を担当する保健福祉省 中央家庭センターの幹部が、韓国の里親制度の現状と課題について説明。親族への委託手順や委託後のケア、親子分離を未然に防ぐ母子支援施策についても盛り込みます。
みなさまのご来場をお待ちしております。