法人概要
活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所>を開催しました!

2023.10.21

本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、「公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所」の山上有紀さんと山上さんが所属するリコーダーアンサンブル“しのごの”のみなさまにお越しいただきました。

10月は厚生労働省が定めた「里親月間」です。

日本では何らかの事情により親と一緒に暮らせないこどもたちが約4万人もいるそうです(令和4年 厚生労働省資料より)。家庭養護促進協会 大阪事務所では、保護者による養育がむずかしくなったこどもたちに里親・養親をさがす活動をされています。そして児童相談所と連携し里親探しをする日本でただ一つの社会福祉団体で、活動を始められてもうすぐ60年を迎えるそうです。

こどもにとっては自分だけを見てくれる特定の大人がそばに居てくれる事が、成長していくうえで、たいへん重要だそうです。「里親制度」は、親と一緒に暮らせないそういったこどもたちが、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下で、特定の大人との愛着関係のある生活を通じて、成長していくための制度です。


団体での特徴的な活動は、毎日新聞で毎週日曜日の朝刊に里親・養親を必要とするこどもを紹介する「愛の手運動」という活動です。昭和39年5月5日からはじまり、この10月22日の朝刊で2,959回目の掲載になるそうです。そしてこの運動を通じ約1,400名のこどもたちが新しい家族と出会い、元気に成長しているという事です。こどもたちはいつも誰かの「愛の手」を待っているのです。


そして親子となった後も里親子・養親子向けの研修や親睦活動を行うなど里親家庭のサポートをされています。また「里親いろいろ応援団」という、いろいろな事情で里親にはなれないけれど、市民の皆さんへ「里親制度」を広く理解してもらうためのボランティアスタッフとしての応援する仲間も募集しています。

本日のトークイベントではリコーダーアンサンブル“しのごの”の皆さんによる演奏をご披露いただきました。「アメイジング・グレイス」をはじめ会場で開催中の「英国展」(イギリス)にまつわる曲を含め全7曲を演奏していただきました。演奏が始まると優しいリコーダーの音色に誘われてたくさんの方が集まり、会場は満席に。演奏終了時にはたくさんの方からの拍手をいただきました。


最後にアメリカで有名な養子縁組の詩を訳した「ふたりのおかあさんからあなたへのおくりもの」という絵本を朗読して下さいました。産んでくれたお母さん、育ててくれたお母さん、二人の愛情を比べることは出来ないし、二人ともホントのお母さんだよ。というこどもへのメッセージが込められています。この本は一般書店では販売されていないようです。ご興味のある方は団体のHPをご覧ください。親と一緒に暮らせないこどもたちや里親の事を多くの方に知っていただくことが、こどもたちの幸せにつながります。

今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイと、今回は家庭養護促進協会さんのオリジナルクリアファイルもプレゼントしました。

本日もご来場いただき、ありがとうございました。