8月15日(土)のチャリティートークイベントのご報告
2015.08.15本日は、“NPO法人 弱視の子どもたちに絵本を”の田中さんにお話を伺いました。田中さんたちは視覚障害のあるこどもたちのために「さわる絵本」を制作されています。視力が十分にあれば書店などで販売されている絵本を見て言葉と物を覚えることができますよね。でも、視覚障害のあるこどもたちとっては、通常販売されている絵本は読むことが難しかったり、読めなかったりします。田中さんたちが制作されている「さわる絵本」は、毛糸やフェルトなど、さまざまな素材を使用して形を表現しており、立体的なので、さわって絵本を読むことができるようになっています。でも、こどもたち一人一人、見え方が違うので、それぞれにあった「さわる絵本」制作をするには時間が必要です。まず、どのような絵本を制作するのかを考えることから始めて、出来上がるまで3ヵ月ほどかかるそうです。まだ団体の規模があまり大きくないため、十分な本をこどもたちに渡すことができないと残念がっておられました。トークイベントのときに「さわる絵本」を持ってきて頂き、拝見しましたが、とてもうまく出来ていて、すべてのこどもたちが楽しめる絵本のように思いました。このような「さわる絵本」が、図書館、書店などで多く見られるようになるといいですね。
実際に「さわる絵本」を持ってきてくださいました。
トークイベント終了後にも、こどもたちが「さわる絵本」を興味深く見てくれて、こどもたちも田中さんもうれしそうでした。