12月26日(土)のチャリティートークイベントのご報告
2015.12.26本日の阪急百貨店うめだ本店9階祝祭広場で行われたチャリティートークイベントは社会福祉法人 兵庫盲導犬協会の方にご来店いただきました。
“盲導犬”という言葉は知っていても、実際に街で見かけることは少ないですよね?
実は盲導犬は全国でも984頭しかいません(2015年3月時点)。それに対し、盲導犬を必要としている人は約3,000~4,000名との予測もあるそうです。
これではまだまだ盲導犬が足りていない状態ですよね。
なぜ、こんなに少ないのでしょうか。
子犬が訓練されて盲導犬として活躍するまでには、訓練期間が必要なことはもちろん、犬の性格や能力試験など、さまざまな選考過程があり、盲導犬候補犬の約3割くらいしか盲導犬になることはできないそうです。そのため、日本全国でも年間約130頭しか盲導犬になれません。
そして、一度盲導犬と生活すると、その盲導犬が引退した場合、新しい次の盲導犬が必要になります。その盲導犬と、初めて盲導犬を利用する新規の希望者が多いため、全体の盲導犬の数はまだまだ足りないのです。
盲導犬の種類や盲導犬になるのに適した性質などをお伺いしてます。
大勢のお客様の前でも、だら~んとリラックスできるウィッシュ君。このような性質が盲導犬に向いているのだそうです。
基本訓練のデモンストレーション。
階段を上がるときは、先に一段上がって、段差を教えてくれます。
街中で盲導犬に出会った時、わたしたちはどうしたらいいのでしょうか。
その答えを歌詞に盛り込んだ”四つのお願い”と言う替え歌を、手話を交えてアカペラで披露していただきました。
(1)声をかけたりしないでください。
(2)触れたりせずに見守ってください。
(3)食べ物を与えないでください。
(4)盲導犬使用者に信号の色を教えてください。
盲導犬の育成には1頭約500万円の費用が必要です。
盲導犬は必要としている人に無償で貸与されます。行政が費用全額を負担しているわけではなく、ほとんどが寄付金で賄われているそうです。
そのため、街頭募金の活動も積極的にされています。
本日も本当にたくさんのお客様に募金にご協力いただきました。これからも盲導犬へのご理解と皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いします。