7月30日(土)のチャリティートークイベントのご報告
2016.07.30本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で開催のチャリティートークイベントでは、一般社団法人こどものホスピス・プロジェクトのみなさんにお話を伺いしました。
“ホスピス”って言葉を聞かれたことはあるでしょうか?なんとなく病院や療養施設というイメージを持たれている方も多いかもしれません。こどものホスピス・プロジェクトのみなさんによると“ホスピス”の語源には休息所という意味もあるそうです。団体では難病などのこどもがこどもらしく過ごす環境を提供するTSURUMI こどもホスピスを運営しておられます。現在国内には約15万人の難病のこどもたちがいるそうです。難病のこどもたちは病状が緩和すると入院生活から、自宅に帰ることができますが、すぐにどこへでも行けるというわけではありません。感染などの可能性もあるので、通学ができなかったり、地域の公園で遊んだり、お買物に出かけたりすることが制限される場合も多いそうです。そういうこどもたちが安心して過ごすために衛生的に配慮された環境で、看護師・作業療法士など専門知識を持ったスタッフが見守りながら、過ごせる施設がこどもホスピスです。
施設の中の様子。衛生的に配慮された遊びの部屋。おもちゃも沢山用意され、こどもたちは大喜びするそうです。兄弟や他のこどもたちと一緒に遊ぶという、当たり前の生活から遠ざかり、様々な病気と闘いながら暮らしているこどもたちが、こどもらしく過ごせる空間です。
施設の中庭。
芝生があったり、木々が生えていたり。こどもたちとその家族が自然を感じながらおだやかに過ごすことができます。
こどもたちが安心して、過ごす場所を維持するために必要な年間5,000万円の費用は、基本的に寄付で賄われています。また、施設内の芝生など植物の手入れや、お掃除などは一般のボランティアに頼る部分も多いそうです。特別な技術・資格などはないけれど、こどもたちのために何かしてみたい、という方を対象としたボランティアもこの秋から募集予定だそうです。本日は夏休みということもあり、うめだ阪急9階祝祭広場には大勢の方がご来店されており、イベント終了後、寄付の方法などを具体的にお問合せされるお客様もおられました。ありがとうございました。