1月12日(土)のH2Oサンタチャリティーイベントのご報
2019.01.12本日は、NPO法人おおさかこども多文化センターから副理事長の村上さんと事務局長の橋本さんにご来場いただき、お話を伺いしました。
大阪府下の公立の小・中・高校には、外国にルーツを持ち、母語が36言語に及ぶ8千人以上のこども達(親の仕事の都合や国際結婚で日本で暮らしているこどもなど)が通学しているそうです。その中には、日本語ができないために、学校の授業についていけなかったり、中には「トイレに行きたい」などの意思疎通が難しく困ってしまうこどもたちもいるようです。
団体では、絵本を1,000冊近く集めて自分の国の絵本を他国の人々に紹介しあうことで、いろんな文化の存在を理解につなげるイベントも開催されています。他国のことを身近に感じることでこども達は、自然とお互いの距離感が縮まるそうです。
その他にも、地下鉄の切符売場で母語を役立てて高校生が外国人観光客の案内通訳を行うボランティアのコーディネートもされています。自分の得意なことが、社会に役立つことを実感するそうで、自分に自信をつけることにもつながる良い体験になっているようです。
海外で暮らした経験もあり、スペイン語を話すことができる村上さんは20数年前からこの活動をされています。「簡単な日本語で何か困ったことある?」という、やさしさを持ったお声がけから外国にルーツをもつこどもたちの支援を始めていただけるとうれしいですと、お話されていました。
本日もたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。