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活動のご報告

5月25日(土)のチャリティートークイベントは、「NPO法人つなご」の國富さんにご来場いただきました。

2019.05.25

 本日、阪急百貨店うめだ本店9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントには、「NPO法人つなご」の國富さんにお越しいただき、お話を伺いしました。

「つなご」は、兵庫県初のこどもシェルター(避難所)「こころんハウス」を2017年9月から運営されています。そこは、今夜帰るところのないこどもたちに安全な居場所を提供し、15歳から20歳の少女たちを一時的に受け入れる施設です。



兵庫県内での児童虐待相談件数は年間約4000件で、全国での児童相談所の虐待対応件数は12万件を超えるという増加傾向だそうです(平成28年度厚生労働省資料より)。虐待を受けたこどもたちは、児童養護施設や一時保護所等に預けられることが多いのですが、そこが満室であったり、集団行動になじめなかったりすることがありあます。そんな場合に、こころとからだをゆったりとやすませることができる施設を目指して「こころんハウス」は始まりました。

「こころんハウス」では、こどもたち一人ひとりに弁護士がつき、教育・医療関係者も加わってチームとしてこどもを支援します。ハウスは24時間体制でボランティアが常駐、こどもたちには鍵つきの個室が与えられ、食費など生活費は無料です。本人が新しい生活へ旅立つ気持ちが芽生えるまで、そこで安心して暮らすことが出来ます。滞在期間は1日~数ヶ月と状況によるそうですが、この2年間の受入数は35人にも及んでいます。



このような活動をしている「こころんハウス」は開設より約2年が経ちました。さらに充実したハウスにするべく、さまざまな支援が必要ですが、寄付以外にも、ハウスでの料理作りや少女たちの話し相手となっていただける方など、ボランティアとしていろいろなお力を貸していただきたい、とのことでした。「こころんハウス」を継続するためにも、みなさまのご協力がいただければありがたいです、と弁護士でもある國富さん。
 また、「こころんハウス」を友人、知人のみなさんへひろめていただくだけでも、どこかで困っている少女につながるかもしれないので、さまざまなところで、団体のことを話題にして欲しい、とのことでした。

本日もたくさんの方にご来場いただきましてありがとうございました。