7月27日(土)のH2Oサンタチャリティートークイベントは <公益社団法人アジア協会アジア友の会>
2019.07.277月27日(土)のH2Oサンタチャリティートークイベントは、公益社団法人アジア協会アジア友の会の熱田さんにお越しいただきました。
地球上の海洋や河川の総水量のうち、すぐに飲める真水はほんの数%しかないそうです。団体では飲料水が行き届かないアジアの地域へ、井戸やパイプラインを贈り、安全な飲料水を提供する事業に取り組んでおられ、活動を始めて40年経つそうです。
カンボジアでは井戸がなく、ため池で汲んだ水の上澄みを生活に使用している地域も残る、とのこと。日本人の一日の水の使用量は平均約300?に対し、ネパールでは自分達で汲みに行った水かめ3杯の36?を生活のために利用している地域もあります。この水汲みのために、こどもたちは毎日1~3km離れた場所へ2~3回往復し、時間がかかるため、学校に遅れたり、行けなかったりするそうです。
団体でこれまでにアジア18カ国で建設してきた井戸・パイプラインの数は2019年3月末で2,033基にもなるそうです。この活動により、労働から解放され、通学できるようになったこどもたちが数多くいます。しかし、まだ全世界では21億人の人々が安全な水を飲むことができないといった現実があり、まだまだ井戸やパイプラインは足りていません。
熱田さんが団体活動を始められたきっけは、学生時代に管理栄養士の資格を取得し、ネパールへ行った際、明日食べるものが無いと涙を流す現地の母親に出会った時に衝撃を受けたことだそうです。
団体の活動をモデルにした映画が製作されました。フィリピンで1,000世帯の村にパイプラインを完成させた工事がモデルとなった映画です。詳しくはアジア協会のホームページでチェックしてみてください。
https://jafs.or.jp/
本日も、たくさんのご来場、ありがとうございました。