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活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人おおさかこども多文化センター>を開催しました!

2023.03.04

本日、阪急百貨店うめだ本店9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントには「NPO法人おおさかこども多文化センター」の村上さんにお越しいただき、お話を伺いました。

NPO法人おおさかこども多文化センターは外国にルーツをもつこどもを対象に日本語・母語教育の支援を行うために2011年2月に設立し、異なる言語、文化を持つ人々がお互いを尊重し、共に暮らしていける共生型社会をめざして活動されています。

日本には、親の国際結婚や仕事上の都合などで来日し、日本語ができない状態で暮らすこどもたちがいます。大阪府内の小・中・高校に通う外国籍のこどもたちは約8,900名(2022年大阪府教育庁調査)。言語の種類もさまざまで、37種類の母語があるそうです。そして日本語ができないために、学校の授業についていけなかったり、中には「トイレに行きたい」などの意思疎通が難しく困ってしまうこどもたちもいるようです。

日本人は中学校までの義務教育は当然のように受けられますが、外国人には適用されないそうです。そして希望して日本の学校へ通ったとしても言葉の壁など様々な困難があり、友達や先生とコミュニケーションがとりにくいことなどで学校を辞めてしまうことも。そこで団体では絵本をツールとした取組みを行っています。日本や外国の絵本を様々な国の人が一緒に読むことによって文化交流を図っています。実は、大阪市立中央図書館には外国の絵本が日本でもトップクラスで揃っているそうです。たくさんの絵本を多言語で読めるので外国から来たこどもや海外に移住するこどもの母語保持に役立っているとの事です。


団体では、多くの絵本を集めて自分の国の絵本を他国の人々に紹介しあうことで、いろんな文化の存在を理解につなげるイベントも開催されています。他国のことを身近に感じることでこども達は、自然とお互いの距離感が縮まるそうです。そして、今回のトークイベントでは紙芝居をポルトガル語と日本語の交互での読み聞かせも行っていただきました。

海外で暮らした経験もあり、スペイン語を話すことができる村上さんは20数年前からこの活動をされています。「簡単な日本語で何か困ったことある?」という、やさしさを持ったお声がけから外国にルーツをもつこどもたちの支援を始めていただけるとうれしいですと、お話されていました。

また、今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。

本日もたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。