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活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント< NPO法人弱視の子どもたちに絵本を>を開催しました!

2023.05.13

本日、阪急百貨店うめだ本店9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、<NPO法人弱視の子どもたちに絵本を>さんをお迎えしてお届けしました。

理事の田中さんと桃木谷 透孝くん、中蔦 麻希さんにお越しいただいてお話を伺いました。“弱視”とは、医学的に視力が〇〇以下という定義はなくて、メガネをかけても見えない文字があったり、視野が狭い、片目が見えないなどの状態にあることだそうです。“NPO法人弱視の子どもたちに絵本を”では、弱視のこどもを対象に、さわる絵本や点字本、点字カルタやさわる電車の路線図など、こどもたちが楽しみながら、さまざまな情報が理解できるツールを作成し、提供されています。また、その他にもブラインドテニスやフロアーバレーなどのスポーツ、弱視のこどもたちが楽しめるゲーム、点字のワークショップなどにも取り組んでおられます。

昨今は学校の授業でもスマホやタブレットなどのICT(情報通信技術)を取り入れることで、視覚障害のこどもたちは拡大された絵や白黒を反転させた文字を手元のタブレットなどで見やすくなり、その結果、授業もわかりやすくなっているそうです。

今回も「さわる絵本」の実物をたくさんお持ちいただきました。どれも立体的にうまく工夫され、こどもたちが触って楽しめる絵本になっているのがよくわかりました。ご来場の方々も「さわる絵本」に触れて、手先の感覚で絵本を感じておられました。このような「さわる絵本」が、図書館、学校、書店などに当たり前に揃えられるようになって欲しいですね。

トークイベントでは透孝くんがバイオリン歴十数年のとっても素敵な演奏や特技の声帯模写でニワトリの鳴き声も披露してくださいました。そして麻希さんは視覚を使うことなくスマートフォンやスマートウォッチを使うことができるところを披露していただきました。お二人のパフォーマンスに会場からは自然と大きな拍手がわきあがりました。

団体では弱視や全盲の視覚障害のこどもたちだけではなく、より多くの人に「さわる絵本」や「立体地図」、「さわる図鑑」や「さわる模型」のことを知っていただき、もっと広まることで誰もが過ごしやすい社会になることを願っておられます。このチャリティートークイベントで知られたことなどを家庭やお友達で話題にしていただき、多くの方に情報が届くとありがたいです」とおっしゃっていました。

今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動したNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。今回も多くの方々がNPOクイズにご参加いただきました。様々な形でチャリティーに触れていただくみなさまにご協力いただいて、こどもたちの笑顔につながっています。

本日もたくさんの方にご来場いただきまして、ありがとうございました。