土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<あかりバンク(認定NPO法人ノーサイド)>を開催しました!
2023.07.08本日のチャリティートークイベントは、ハワイアンムードいっぱいの阪急うめだ本店9階祝祭広場からお届けしました。照明デザイナーでもあり、小児病棟などに手作りの温かなあかりを届ける『あかりバンク』代表の橋田さんにご登壇いただき、日頃の活動や手作りランプについて、お話をお伺いしました。
あかりバンクは、病棟や自宅で長期療養中のこどもたちやこどもホスピス、乳児院などに手作りのあかりを贈る活動を行っています。病棟の夜って蛍光灯の光=無機質な光に照らされ、ちょっとさびしい感じがすることも。そんな場所に、あかりバンクでは動物や昆虫などをイメージした手作りのランプを届け、ホッとする、こころが温まるような環境作りに取組んでおられます。手作りのあかりを病室の入口に飾ったり、枕元に置いたりすると温かな雰囲気になり、こどもたちの心も和らぎます。こどもたちは自分の好きなあかりを自分で選ぶ事ができます。闘病生活では自分が好きなものを選べることも少ないため、たくさんのあかりの中からお気に入りのひとつを選ぶ行為自体がこどもたちの満足につながるそうです。
手作りのあかりがあると入院しているこどもたちはもちろん、看病やお見舞いに来られたご家族の皆さんも”やさしいあかり”で、穏やかな気持ちになれるそうです。橋田さんはあかりで癒されることがあるという事をたくさんの方に知ってほしい、と繰り返します。
橋田さんが在宅介護をされているお宅に伺った時に感じるのが部屋の天井の照明のまぶしさだそうです。難病のこどもなど、介護される側は天井を長時間見ることが多くなります。そこで介護空間のリノベーション行い、間接照明を取り入れて、やわらかな手作りランプで優しく照らすように工夫すると、ご家族の方からも喜ばれるそうです。家族が病気になると、気づかぬ間に家の中に緊張感が生まれていたのかもしれません。そのような空気感をあかりが変えてくれることもあるようです。そしてこういったこういった照明の改装はホームセンターで揃う材料と道具で誰にでも簡単に出来るそうです。
あかりバンクでは、あかりで癒されることが当たり前になるよう、あかりの力を皆さんに認識してもらえることをめざし、活動をされています。あかりバンクでは骨組みに和紙を貼って手作りのランプを作ります。年数が経って古くなったあかりのお直しボランティアや、さらには「お絵かきふ」という仕組みを作り、インスタグラムを利用してこどもや、子どもだった頃(大人も参加できます!)のお絵描きのデザインを寄付として集め、あかりにして全国の医療ケア児に届けるというプロジェクトも行っています。自分にはできない、と思っている方も是非チャレンジしてみてください。手作りのあかりは意外と簡単に数時間で作れます。興味のある方はぜひ『あかりバンク』のHPまで!
今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。
本日もご来場いただき、ありがとうございました。