土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<認定NPO法人プール・ボランティア>を開催しました!
2023.07.22本日、阪急うめだ本店の9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントには「認定NPO法人プール・ボランティア」の事務局長の織田さんにお越しいただき、お話を伺いました。
「障害者も健常者も同じようにプールを楽しめる社会の実現」が団体の目標です。「すべての人に泳ぐよろこびを」をテーマに掲げ、障害を持っているこどもたちや高齢者にも楽しく、そして安全性に配慮して、マンツーマンで泳ぐ体験を提供されています。
障害を持つこどもたちは健常児比べ、運動する機会が少ない状況があります。理由は運動の指導者や同伴者がいないこと、また、本人や親が施設への入場を拒否されるのではないか、との不安を持ったりして積極的に参加する事ができないのだそうです。
そのような中、プール・ボランティアでは一般のスイミングスクールでは対応が難しい、様々な障害をお持ちのこどもたちを受け入れ、プール専用の車椅子や身体障害者用浮き具を開発するなど、それぞれに合わせたメニューを提供しています。障害のあるこどもたちや高齢者にとってプールで行う運動は、リハビリにもなり、水中で動くことの楽しさがわかってくると、だれもがどんどん前向きな気持ちになるようです。
楽しく水泳を行ってもらうため、団体では色々な工夫をしています。プール用車イスの使用に加え、プール専用浮き具「うきうきくん」などを独自に開発され、楽しく安全なリハビリに役立てています。
また、無償配布されているヘルプマークのオリジナルスイムキャップもあります。赤地に白抜きサインのヘルプマークです。一般のプールでもこのマークの付いたスイムキャップを被っていれば、周りの人に気付いてもらえるとの事です。ご希望の方はプール・ボランティアさんのホームページから申し込めるそうです。
同団体は2024年に実施される大阪マラソンで寄付先団体に採択されており、こどもたちを応援するためにチャリティーランナーとして走ることができます。みなさまのご参加をお待ちしております。そして今回はこのように地道に活動を続けてこられた事が認められて『スポーツ振興大賞』に選ばれた事などのお話も伺うことができました。プール・ボランティアでは、現在、高校生から80代幅広い年代の220名のボランティアさんが活躍されています。それでもまだボランティアの数が足らないそうです。ひとまず、プールをのぞいていただき、声をかけてくださるととっても嬉しい、と織田さん。“ひと肌、脱いでも良いよ”という方は、ぜひ、お気軽にプール・ボランティアまでご連絡ください。
今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。
本日もご来場いただき、ありがとうございました。