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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人子どもデザイン教室>を開催しました!

2023.07.29

本日、阪急うめだ本店の9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントには「NPO法人子どもデザイン教室」代表理事の和田さんにお越しいただき、お話を伺いました。

子どもデザイン教室は様々な事情で親と暮らせないこどもの「生きる力を育てる」ことを目標に活動されている団体です。「デザイン」の力を使ってこどもたちの成長を促す取組みを実施されています。

たとえば児童養護施設で暮らしているこどもたちは、虐待を受けたりしたことが理由の場合もありますが、育ってきた環境の中で保護者からの愛情が不足していたり、褒められる経験が少なく自信をなくしてしまったり、大人とのコミュニケーションが苦手など様々な課題を抱えていることがあるそうです。

子どもデザイン教室では、親と暮らせない子どもたち30名には無償で、一般家庭児童30名には有料で、計60名のこどもたちにキャラクターや絵本、お菓子などを作るデザインレッスンを提供し、これらの活動を通じた成功体験からこどもたちが少しずつ自信を取り戻すことができるようサポートしています。レッスンでは困難を乗り切るために「創造力」「計画力」「対話力」を身に着け、自分の人生もデザインすることができる、と伝えています。

レッスンでは「こどキャラ」と言う支援の仕組みを作り、さまざまな商品をこどもたちのアイデアで作り、それを販売しています。どうしたら魅力的な商品がつくれるのか?どうやって販売すると効果的か?など、少し大人の世界を体験することで、計画する力が身についてこどもたちは成長します。

和田さんは今まで22人のこどもたちの里親をされてきました。そして現在も5人のこどもたちの里親をされています。多くの里親をされてきた和田さんは、こどもの意見を「きく」 ことの大切さを力説されます。自分で物事を考えられるこどもに育てるには、まずは大人がこどもの意見をしっかりと「きく」ことだそうです。その様な観点から今回のトークイベントでは『子どもの声を「きく」 セルフレッスン』方法もご紹介していただきました。

大人は当たり前にこどもの話を「聞いたつもり」になっていること。「こどもは大人に言いたいことを言っている」と大人が思い込んでいることなどに気づかせていただきました。自分が小さなこどもの頃の気持ちって大人になると忘れてしまうものなのですね。会場のみなさまも、和田さんのそのお話には「へぇー、そうなんだ。」というご様子でした。

トークイベント終了後、たまた会場におられた方が現在里親をされているということでお声がけをいただき、和田さんと情報交換されました。会場の阪急本店祝祭広場には連日大変多くの方がご来店されるので、こんな素敵な出会いにもつながってH2Oサンタとしてもうれしかったです。本日もご来場いただき、ありがとうございました。