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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人日本こども支援協会>を開催しました!

2023.10.07

本日のチャリティートークイベントは、先週に引き続き「北海道物産展」で賑わう阪急うめだ本店9階祝祭広場からお届けしました。「NPO法人日本こども支援協会」代表理事の岩朝しのぶさんにお越しいただき、お話を伺いました。

日本には様々な理由で親と暮らせないこどもが約42,000人います。そしてそのうち約36,000人が、乳児院や児童養護施設で暮らしています。施設は親と離れて暮らすこどもたちにとって大切な存在です。施設の職員さんは懸命にこどもたちに愛情をそそがれますが、交代勤務などもあり家庭のように保護者がずっとその家のこどもを見守り続けるという暮らしとは違った面もあります。

親と暮らせないこどもたちに家庭的な暮らしを与える事の出来る「里親」による養育という制度があります。特定の保護者にいつも見守られながら、愛情を感じて成長することができます。

多くの方は『里親』というと戸籍に入れて法的にも実子となる「特別養子縁組里親」を想像すると思いますが、里親制度には大きく分けると「特別養子縁組里親」「養育里親」「季節・週末里親」の3種類があります。「特別養子縁組里親」は、実の子と同じ親子関係を結ぶ(こどもの籍が変わる)制度、「養育里親」は、一定期間だけ一緒に暮らす里親制度、「季節・週末里親」は、お正月や長期休みの、週末などに数日から1週間程度こどもを家に迎えるボランティア的な里親制度です。

ところが、里親になった場合でも、さまざまな理由で里親を継続できない場合もあるそうです。理由として里親には守秘義務などもあり、はじめてのことで戸惑うこともある子育てに関する悩み事などを共有できる相談相手や、里親仲間とのつながりが少ない事などがあげられるそうです。

そこで、日本こども支援協会では、より多くの方々に、家庭養育を必要とするこどもたちの現状を知ってもらうための里親啓発事業に取り組む一方、独りで里親特有の子育てに悩んでいる里親を支えるためのオンライン里親会「ONE LOVE」を運営されています。「ONE LOVE」 は「オンライン里親会」として全国の地域里親会と連携しながらすべての里親がつながり支え合うコミュニティを目指しています。そこでは里親としての日常のさまざまな心配ごとなどを共有・相談することができます。また、正しい情報を得られる気軽な交流の場として、オンラインイベントや交流サロンを開催しています。また里子を養育するためには、温かい愛情と正しい理解はもちろんの事、時には専門的な知識も求められます。そういった知識の習得のためオンラインでの里親研修やセミナーも実施されています。

また、日本こども支援協会では、親と暮らせないこどもに必要な『里親制度』をもっと知っていただきたい!ということで、毎年10月4日の“里親の日”に啓発イベントや講演会、研修会を実施しています。また10月4日には親と暮らせないこどもとおなじ数の紙でできたハートのリーフレットを配る“OneLoveキャンペーン”も全国一斉で展開されています。

最後に岩朝さんからは、里親にはなれなくても寄付里親として社会全体での子育てに是非とも参加してほしいという事や、SNS等を通じてこのような、親と暮らせないこども・里親のことなどについて身近な人にもっと広めてもらいたい。そして、これからもこのような活動を通して、こどもたちにとって生まれてきて本当に良かったといえる社会を作っていきたいと言われていました。

”NPO法人日本こども支援協会”HPはこちらから

今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。


本日もご来場いただき、ありがとうございました。