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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<あかりバンク(認定NPO法人ノーサイド)>を開催しました!

2023.11.18

本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、<あかりバンク>事務局長、西谷 美智子さんにご来場いただき、日頃の活動や手作りのランプについて、お話を伺いました。


あかりバンクは、病棟や自宅で長期療養中のこどもたち、こどもホスピス、乳児院などに手づくりのランプを贈り、入院中の方々やご家族、医療関係者に癒しを提供している団体です。入院中のこどもたちにとって夜の病院の蛍光灯などの無機質なひかりは、不安や寂しさ、そして怖さをより一層強く感じさせてしまうことも。あかりバンクでは、それらが少しでも和らぐ様に、かわいらしい動物や昆虫などをイメージした手作りランプを病院などに寄付することで、こどもたちが笑顔を取り戻したり、ホッとする、こころが温まるような環境作りに取組んでおられます。

たとえば、こどもホスピスでは動物のかわいいランプが病室の入口や枕もとなど様々な場所に置いてあります。こうすることで入院しているこどもたちはもちろん、看病やお見舞いに来られたご家族の皆さんも”やさしいあかり”で、穏やかな気持ちになれるそうです。また、こどもたちはたくさんの手作りのあかりの中から自分の好きなあかりを選ぶ事ができます。闘病生活では、さまざまな検査や治療プログラムがあり、生活のいろんなことが決められています。こどもが自分の意思で好きなものを選ぶ機会が少ないため、あかりを選ぶという行為自体も、こどもたちにとっては喜びや満足につながるそうです。


難病などで在宅介護のこどもたちは、ベッドで過ごすことが多いので、天井を見あげたときの明るすぎる照明は、まぶしかったりして、こころや身体にストレスを感じてしまうこともあるようです。そんなまぶしさを軽減するために介護空間のリノベーション行い、間接照明を取り入れたり、やわらかな手作りのランプで優しく照らすように工夫すると、リラックスしてこころが落ち着くこともあり、その上「息がしやすくなった」と感謝のお言葉をいただくこともあるそうです。

あかりバンクでは、あかりで癒されることが当たり前になるよう、そしてあかりの力を皆さんに認識してもらえることを目指して活動をされています。手作りのあかりは骨組みに和紙を貼ってランプを作りますが、年数が経って古くなったあかりのお直しボランティアなども実施しています。また、インスタグラムを利用してこどもや、こどもだった頃(もちろん大人も参加できます!)のお絵描きのデザインを寄付という形で集め、それをあかりにして全国の医療ケア児に届けるという『お絵かきふ』というプロジェクトも行われています。


あかりばんくは昨年、H2Oサンタの「NPOフェスティバル」で知り合いになった団体「認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク」さんのイベントへも参加されるなど幅広く活動を行い、手作りのあかりの魅力を全国に伝えられています。

西谷さんは、優しいあかりは睡眠の質を向上させるだけでなく、あかりで癒されることがあるという事をたくさんの方に知ってほしい。そのためにあかりバンクの事を少しでも多くの方に知っていただくために知り合いの方へも広げて頂ければありがたいと仰っていました。また手作りのあかり(ランプ)は誰にでも簡単に作れるので「難しいのでは」、「自分にはできない」と思っている皆さん、是非チャレンジしてみてほしいとの事でした。興味のある方はぜひ『あかりバンク』のHPまで!

今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。


本日もご来場いただき、ありがとうございました。