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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人西成チャイルド・ケア・センター>を開催しました!

2023.12.02

本日のチャリティートークイベントは、クリスマスムードいっぱいの阪急うめだ本店9階祝祭広場からお届けしました。NPO法人西成チャイルド・ケア・センター代表理事の川辺康子さんにお越しいただき、こども食堂を通じた地域とのつながり作りについてお話をお伺いしました。

現在、日本には貧困や虐待など、多くの課題を抱えている家庭やこどもが多く存在しています。そして、こどもの貧困率が年々上昇している昨今、地域ぐるみで垣根のない「居場所」をつくり、制度のはざまの困りごとなどを、いろんな立場の人で共有し助け合おうする活動の輪が広がっています。

そんな中、NPO法人西成チャイルド・ケア・センターは食事を通じてこどもたちが安心して過ごすことのできる「居場所づくり」として始まりました。こども食堂と呼ばれている施設は国内に現在7,500ヵ所以上あるといわれており数年前と比較すると、かなり増えているそうです。

西成チャイルド・ケア・センターでは居場所づくりの中で様々な活動をされています。「にしなり☆こども食堂」の運営だけではなく、ボランティアの学生が食事の前に宿題を一緒にやってくれる学習支援や、夏休みには泊まりでキャンプに出掛けたりと自然体験などを定期的に行なっています。

厚生労働省の資料等によると大阪市などは、一人親家庭、特に母子世帯の割合が他の地域よりも多く、また、虐待相談の割合も多いそうです。相談が多いということは、地域でお隣さんを気にかけていて困っている家庭が相談場所に辿りつけたりしているという面もありますが、さらにこどもたちやお母さんたちをつながりのなかで支えていく必要があると川辺さんは思われたそうです。そして「子育て中のお母さんが困った時に駆け込めて一緒に生活できる場所」、「みんながお互いを支え合える場所」として、2022年9月18日、「にしなり★つながりの家」ができました。そこは多くの方が人とのつながりがある、あたりまえの日常を取り戻していけるきっかけの場所を目指しているそうです。

世の中が以前よりは少し落ち着いてきたこともあり、近頃は130人を超えるこどもたちが集まってくれるそうです。結果、大量の食材が必要になり、お米だと一週間に30kgが無くなるそうです。こどもたちがたくさん集まってくれて、にぎやかで楽しいひとときをみんなで過ごしていますが、食材の手配がとっても大変だそうです。お米や缶詰などの保存食品、野菜や果物などの生鮮食料品の寄付は本当にありがたいんです。是非ともみなさまにも応援していただければ嬉しいです!とのこと。詳しくはHPからお願いします。

最後に川辺さんからは、こども食堂のことをもっと多くの方に知っていただくことが、こどもたちの支援につながるので是非お友達、ご家族で話題にしてください。そしてホームページなどの情報を拡散することでも応援してほしいそうです。また、団体では活動のお手伝いボランティアスタッフも募集されています。何か特別なことでなくても、自分にできることならなんでもOK。お皿洗いだけをする人、料理だけをするひと、後片付けだけをする人など、さらにはこどもに勉強を教えてくれる人(音読を聞くだけなども!)など、それぞれがやりたいこと、得意なことを行って、みんなでこどもたちの居場所づくりに携わってくれればと言われていました。

今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。

本日もご来場いただき、ありがとうございました。