土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人つなげる>を開催しました!
2024.04.06本日、阪急うめだ本店 9階祝祭広場で行われましたチャリティートークイベントは、「NPO法人つなげる」理事の大野祐一さんにご来場いただき、日頃の活動についてお話を伺いました。
NPO法人つなげるは、尼崎市にある多胎児(双子や三つ子など)家庭のつながりを支援している団体です。団体の代表である中原美智子さんご自身の双子育児の経験から、どんな環境であっても当たり前に命の誕生を喜び、当たり前に自分らしい子育てができる環境を整えることを目標に多胎児家庭の支援をはじめられたそうです。
双子・三つ子などのことを「多胎」と言います。多胎児の出産は、単胎児に比べ早産・低出生体重児になる可能性が高いことが知られています。また、同時に2人以上の妊娠・出産・育児などをすることで、身体的・精神的な負担や経済的な問題などの多胎児ならではの困難さに直面する保護者も少なくありません。そして多胎育児は多忙なことはもちろん、さまざまな制約があったり、外出の困難さから外出する機会が少なくなってしまうことも少なくありません。ようやく出産したにもかかわらず、忙しさに追われ社会から孤立してしまい、孤独感や悩みを抱えることも多いそうです。
そういった多胎児をもつ家庭の課題を少しでも解決するためには、身近に相談できる同じような多胎児家庭とつながることが有効です。そして、様々な先輩ママなどの経験を参考にできればよいのですが多胎児が生まれる割合は総分娩数の約1%程と、なかなか身近でつながれる環境がないのが現実です。
そこでNPO法人つなげるではそうした多胎児家庭の孤立を防ぐために、何気ないこと・工夫していること・困っていることなど、全国の多胎児家庭をオンライン上でつなぎLINEオープンチャットで気軽におしゃべりできる『ふたごのへや』などを運営することで多胎児家庭にコミュニケーションの場を提供されています。
2023年2月25日(土)には「多胎児」の親同士が安心して集い、交流して、子育ての悩みなどを相談し合える施設『ふたごハウス』を兵庫県尼崎市にオープンしました。そこでは、お母さんたちが少しでもゆっくりできるために、まず、こどもたちが安心して楽しく遊べる空間が用意されています。こどもたちも、ここでの出会いで、これから先成長すると、自分と同じ立場の双子などの末永ーいお友達ができそうですね。
最後に大野さんからは、皆さんの中でこういった多胎育児をしている家庭の支援活動を行っている団体があるのを知っている方はほとんどいらっしゃらないと思います。しかし私たち「つなげる」のこのような活動を多くの方に知っていただくことが、きっと社会が変わっていくきっかけになるのでご来場の皆さまに身近に双子のご家族等がおられれば是非「NPO法人つなげる」のことをお伝えください、と言われていました。
今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。
本日もたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。