土曜日の午後はH2Oサンタチャリティートークイベント<認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク>を開催しました!
2024.07.06本日のチャリティートークイベントは「ハワイフェア2024」の賑わいの中、認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワークの小川さんをお迎えし、阪急うめだ本店9階祝祭広場からお届けしました。
ゴールドリボン・ネットワークは、小児がんのこどもたちへの支援を通じてこどもたちが安心して笑顔で生活できる社会を目指して活動されている団体です。今年で16年目を迎えられます。
小児がんの治癒率向上を目指しスタートされた活動は、活動を重ねていく中で様々な気づきがありました。小児がんの治療をしていく過程において、小児がんのこどもたちやご家族が経済的にも精神的にも負担が大きい事を知り、こういった負担をすこしでも軽くしていきたいという考えに変わって、現在の活動につながっているそうです。
なぜシンボルマークがゴールド(金色)なの?
ところで皆さんはゴールドリボンネットワークのシンボルである「ゴールドリボン」。なぜシンボルマークがゴールド(金色)なのかご存知ですか?
こどもは「国の宝」です。そして「こどもたちは私たちにとって、金(きん)のように【最も貴重な宝物】である」という考えからゴールド(金色)リボンがシンボルマークとして使われているそうです。
小児がんとは?
一般的に15歳未満のこどもに起こるがん(悪性腫瘍)のことです。大人のがんに比べれば患者数が少なく希少がんと言われますが、毎年2,000~2,500人の子どもたちが新たに診断されています。現在では小児がんの治癒率は70-80%となっています。しかし20歳以上の成人の500~1000人に1人(5万人以上)は小児がん経験者であるといわれていて、依然として子どもの病死原因の第一位でもあるそうです。その上、小児がんは、生活習慣病との関連がなく、予防ができません。従ってある日突然、小児がんと診断されたこどもやその家族は、その後長期にわたり様々な問題に直面する事になってしまうのです。
例えば国が指定する小児がん拠点病院は全国で15ヵ所しかなく、そのため、より適切な治療を受けるために遠方の病院へ親子で行かざるを得ず通院・入院で数百㎞の移動が必要な場合は、交通費や保護者の滞在費など経済的負担が大きくなります。また子どもに付き添うため、親御さんが仕事を辞めざるを得なくなる事もあるそうです。さらには病気が治るのか、がんが再発しないかなどの治療や将来への不安や学習の遅れや学校復帰に向けての不安など様々な問題も抱えてしまいます。
そこでゴールドリボン・ネットワークでは、自宅から100㎞以上離れた病院の治療が必要な場合の交通費や宿泊費等の助成を行っています。因みに昨年はなんと166件で2,500万円の支援を行われたそうです。
更に治療により髪の毛に悩みを持つこどもに「ニット帽子」のプレゼントや、入院、治療を受けるこどもに付き添うひとり親世帯へ支援金を支給する「ひとり親世帯支援制度」、大学や専門学校等へ進学を希望しているにもかかわらず、経済的理由により修学困難な小児がん経験者を支援する給付型奨学金制度「はばたけゴールドリボン奨学金」「無料オンライン医療相談」「小児がんの情報提供」、ウオーキングやマラソン等のスポーツイベント、音楽イベント等の開催など多岐にわたる支援活動をされています。
東京マラソンチャリティーランナー募集中!
ゴールドリボン・ネットワークは、東京マラソン2025のチャリティ寄付先団体です。小児がんのこどもたちとそのご家族をサポートするゴールドリボンネットワークの活動を、チャリティランナーとして支えてくださる方の募集を7月10日(水)17:00まで募集中しています。チャリティーランナーになる事で小児がんのこどもたちの支援につながります。詳しくは団体HPをご覧ください。
本日ご登壇いただいていた小川さんは、活動を始められて6年になるそうです。ゴールドリボン・ネットワークの活動を通じて、たくさんのこどもたちが大きな病気になったり、亡くなったりすること知り、『苦しんでいるこどもたちのために力になりたい』と活動にかかわっておられるそうです。
本日会場にご来場の方々に向けて「小児がんのこどもたちと経験者やご家族のこと、そしてゴールドリボン・ネットワークの活動を少しでも多くの方に知っていただき、友人知人の方へも広げて頂ければありがたい。」と熱く語ってくださいました。支援の輪が広がるよう、みなさまのご協力をお願いします。
最後に、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。
本日も、たくさんのご来場、ありがとうございました。