土曜日の午後はH2Oサンタチャリティートークイベント<公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所>を開催しました!
2024.08.24本日、阪急うめだ本店の9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントには「公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所」の山上有紀さんと山上さんが所属するリコーダーアンサンブル“しのごの”のみなさまにお越しいただきました。
日本では何らかの事情により親と一緒に暮らせないこどもたちが約4万人もいるそうです(令和6年 こども家庭庁資料より)。家庭養護促進協会 大阪事務所は、保護者による養育がむずかしくなったこどもたちのために里親・養親をさがす活動をされており、児童福祉法上の里親開拓を児童相談所と連携して行っている里親探しのための民間の社会福祉団体です。
親と離れて、乳児院、児童養護施設等で暮らすこどもたちにとっては、多くのこどもたちにとって当たり前の家庭生活の体験や、自分だけを見てくれる特定の大人がそばに居てくれる事が、成長していくうえで、とても大切なものだそうです。「里親制度」は、親と一緒に暮らせないそのようなこどもたちが特定の大人との生活を通じて、健全な育成を図る有意義な制度です。
「あなたの愛の手を」運動を通して、親に育てられないこどもたちの里親を探しています。
そんな中、家庭養護促進協会 大阪事務所では毎日新聞で毎週日曜日の朝刊に里親・養親を必要とするこどもを紹介する「愛の手運動」という活動を昭和39年5月5日から始められました。現在も続いているこの運動は9月1日の掲載で3,000回目を迎えます。そしてこの運動を通じ今ま1,400名以上のこどもたちが新しい家族と出会いがあり、今も元気に成長しているそうです。
他にも団体では里親子・養親子向けの研修や親睦活動を行うなど里親家庭のサポートをされています。また里親制度の広報活動として「里親いろいろ応援団」という組織も運営されています。そこでは、さまざまな事情で里親にはなれないけれど「里親制度」を広く理解してもらうため様々なイベントの企画や準備、その他必要な支援を行っていただくボランティアスタッフ仲間も募集しています。詳しくは「家庭養護促進協会 大阪事務所 06-6762-5239」まで。
また、家庭養護促進協会 大阪事務所は今年で『あなたの愛の手』運動がはじまり60 周年を迎えました。大阪事務所 60 周年を記念し、団体では『愛の手』3,000 回目の前日の8月31日に記念事業を開催します。当日は、過去に『愛の手』を担当された毎日新聞の記者さんに登壇していただき、『愛の手』について語り合われるそうです。電話、FAX、メールのいずれかでお申込みになり是非お越しになって下さいとの事でした。(定員100名、要申込8/26まで)
今回のトークイベントでは、リコーダーアンサンブル“しのごの”の皆さんによる演奏をご披露いただきました。槇原敬之さんの「遠く遠く」をはじめ、夏や海にまつわる曲など全5曲を演奏していただきました。演奏が始まると時には素朴で、時には華やかなリコーダーの音色に誘われてたくさんの方が会場へお集まりになり、演奏終了時にはたくさんの方からの拍手とアンコールもいただきました。
そして最後にアメリカで詠み人知らずで伝わる有名な養子縁組の詩を訳した『ふたりのおかあさんからあなたへのおくりもの』という絵本を朗読をしていただきました。この絵本には「産んでくれたお母さん」。「育ててくれたお母さん」。二人とも本当のお母さんなんだよ。というこどもへのメッセージが込められています。この本は一般書店では流通していない書籍です。ご興味のある方は是非とも団体のHPをご覧ください。親と一緒に暮らせないこどもたちや里親の事を多くの方に知っていただくことが、こもたちの幸せにつながります。
今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施。正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルと、今回は家庭養護促進協会さんのオリジナルクリアファイルもプレゼントしました。またトークイベント終了後には、里親についてもっと詳しく知りたい、という方など団体のスタッフさんへ直接お話をお聞きされるご来場者もおられました。H2Oサンタもとっても嬉しかったです。里親制度への理解がもっと世の中へ広がっていけばいいですね。
本日もたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。