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活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人あっとオーティズム>を開催しました!

2024.09.28

本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で行われましたチャリティートークイベントは、秋の北海道物産大会での賑わいの中、『NPO法人あっとオーティズム』理事長の佐伯比呂美さんとご長男の佐伯龍之介さんがご来場いただき、お話を伺いました。

「NPO法人あっとオーティズム」は2011年に兵庫県芦屋市を中心に活動されている団体で、オーティズム(自閉スペクトラム症)を含む発達障害のこどもたちとその家族が直面する困難への直接的な支援(例えば経験者からの情報提供や母の学習室、特別な学びをする子どもたちへの学習支援や療育相談など)を行っています。また社会での理解促進のため「世界自閉症啓発デー」を中心に啓発活動を行っています。佐伯さん自身もニューヨークのオーティズム・スピークスが、ブルーをテーマカラーとしてスペクトラム症のこどもたちを応援しようという呼びかけをネットで知り、自分も日本でこういった活動を行いたいという事でパートナーになったのがきっかけだったそうです。


『自閉スペクトラム症って?』

皆さんは自閉症という言葉は聞いたことがあるけれど、詳しくご存じない方がほとんどではないでしょうか?自閉スペクトラム症(オーティズム)のこどもの割合は、20~40人に1人くらいだそうです。学校であればクラスに1人ぐらいの割合でとても身近なことなんです。「見え方」や「聞こえ方」等、五感の一部または全てに他の人とは違った特異性が見られ、こどもたちは独特のコミュニケーション方法やこだわり、感覚過敏などが原因で周りの人からは『あのこ 何か違うね』と理解されづらいことも多々あるそうです。

『人と違う』って悪い事ですか?

特に音に対しては研ぎ澄まされた感覚を持っており、例えば日常の生活音や色々な音が自分の耳のすぐ横で大音量として聞こえる感覚になったりするそうです。そのため、驚いた時などの表現が周りの人に理解されず、逆に驚かれたり、怖がられたり、更にはいじめられたりして社会生活を送るうえで困難が生じてしまいます。他にも多くの人がそれほど明るく感じない場所でまぶしく感じたり、楽しい時の感情表現としてぴょんぴょんはねたり、くるくる回ったり、逆に不安を感じたときは、うろうろしたり同じことを何度も繰り返したりしてしまいます。

『自閉スペクトラム症への理解』

NPO法人あっとオーティズムでは、このような特性を皆さんに広く知ってもらい、お互いに過ごしやすくする、そしてそういった温かい気持ちでの理解や支援の輪を世の中に広がることを目指し活動をされてます。私たちのちょっとした気遣いで、こどもたちのいろんな事が見えてきてもっと身近に感じることができるようになるはずです。ちょっと他の人とは違う表現や行動があったときでも、それはオーティズム(自閉スペクトラム症)独自の表現方法とわかってもらい、理解してもらうことで、暖かく見守って欲しいです。

「癒やし」や「希望」などを表すブルー

毎年4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」という日であることをご存知でしょうか?この日は2007年12月の国連総会で決議され、自閉スペクトラム症を理解してもらう取組が世界的な規模で展開されています。その日の夕暮れとともに、世界172ヶ国以上の国でそれぞれの国のランドマーク(有名建造物など)をシンボルカラーであるブルーでライトアップします。ブルーは「癒やし」や「希望」などを表すカラーとして知られているため様々な願いをこめてブルーにライトアップするそうです。日本でも4月2日から8日を発達障害啓発週間として、シンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ、全国の自治体や団体、企業による自主的に独自に工夫を凝らした取組みが行われ、自閉症のこどもたちを応援しています。

最後に佐伯さんからは、「今日は、自閉症スペクトラム啓発デーのシンボルカラーがブルーという事を知っていただいたと思います。その上で、皆さんには是非とも来年の4月2日から8日にブルーでライトアップされた明石海峡大橋やランドマークなどの写真を撮っていただきSNSで友人、知人、それ以外の方にもこういった活動について広めていただく事が私たちにとって、こどもたちにとって大きな力になるのでよろしくお願いします」との事でした。

NPO法人あっとオーティズムホームページ

今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。


本日もご来場いただき、ありがとうございました。