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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<認定NPO法人ノーベル>を開催しました!

2025.09.20

本日、阪急うめだ本店 9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、「認定NPO法人ノーベル」の徳増さんにお越しいただき、お話を伺いました。

認定NPO法人ノーベルは、大阪市中央区に拠点を置き、子育てと仕事を両立させたい保護者に向けて、訪問型の病児保育サービスを提供している団体です。働く保護者を悩ませるこどもの急な発熱。特に、0歳児の発熱による保育園の年間病欠数は27.1日と、ほぼ1ヶ月に相当するというデータもあります(吹田市公立保育所等病欠統計 2022年度)。「こどもの急な発熱!でも明日は仕事を休めない…」――。このような状況は、特に仕事が休みづらいひとり親にとっては大きな問題です。ひとり親家庭には母子家庭で非正規雇用であることも多いため、欠勤が続けば生活が困難になるリスクも抱えています。

そんな時、頼りになるのがノーベルの病児保育です。こどもの急な発熱などで困ったとき、朝8時までの連絡で、スタッフがご自宅に訪問し、こどものケアをしてくれます。昨年は月278件(年間約3,300件)。病児保育お預かり件数はこれまでに約25,000件のご要望があり、なんと100%のニーズに応えてきました。共働き世帯が増える中、第一子が生まれた女性の約30.5%が仕事を辞めてしまうという現実があります。その大きな理由の一つが、こどもが病気になったときの預け先の不足です。

「こどもが突然熱を出した!でも今日は大事なプレゼンがあるし、頼れる人もいない…」そんな時、共働き夫婦は大きな悩みを抱えます。夫婦間で「誰が仕事を休むか」で意見が対立し、家庭がギクシャクしてしまうことも少なくありません。祖父母が近くに住んでいる場合は、助けを期待しがちなものの、「ばあば」「じいじ」も、孫の看病は想像以上に体力と気力を使うため、長期間のサポートは難しいケースも。あるいは公立の病児保育は前日予約。病院には事前に受診を済ませておくなど、いろいろとハードルが高い状況です。


そのような中、ノーベルさんでは朝8時までの連絡で、スタッフがご自宅に訪問し、こどもをケアするだけでなく、かかりつけ医に受診代行もしてくれます。

訪問型病児保育は、共働き世帯が抱える「こどもが病気になったときの不安」を解消し、安心して仕事に打ち込める環境を提供します。実際に利用された方からは、「こどもを自宅で見てもらえるため、体力が弱っている子も、いつもと同じ場所でリラックスして過ごすことができる。保護者にとっても、朝8時までの連絡で100%預かってもらえるということは、とても強い安心感が得られる」といったお声をいただいているそうです。

ニーズが高い病児保育ですが、お願いするとどうしても家庭の経済的な負担は大きくなってしまいます。そのため、ノーベルでは2019年1月から、皆様からのご寄付を基に、経済的な困難を抱える「ひとり親家庭」や、お預かりに専門性が必要となる「医療的ケア児のいる家庭」を対象に、病児保育を支える病児保育支援『ドノ親子ニモ応援団プロジェクト』を立ち上げました。発熱をしたり、病弱な幼少期のこどもたちをみんなで助け合うプロジェクトで、経済的に余裕がなくても格安で利用することができます。


詳しくは認定NPO法人ノーベルのHPをご覧ください。

今回は更に皆さんに知っていただきたい新事業があるとのこと。それは10月1日からスタートする『まるサポ』。「我が家に合ったサポートは探さなくても作ってもらえるよ」ということで、今までの病児保育の知見を踏まえて、更にご家庭全体をまるっとをサポートできるようこどもの成長に関わる悩み、育児を支える制度の下調べ、家庭と仕事の両立の悩みなどコンシェルジュのように解決策をプランニングしてくれるそうです。家族が仲良くできる時間が増えるかも?!。


まるサポTOPページ

そんなノーベルさんでは、現在スタッフを募集されています。年齢に関係なく、子育ての経験のある方なら保育経験0でも大丈夫。週1日からの勤務もダブルワークをしている保育スタッフも多数いますので、こどもが好き、働く保護者さんの力になりたいと思っている方は是非スタッフ応募にお声掛け頂きたいとの事。こちらも団体HPからお願いします。申込みいただいた後にはしっかりと研修等でいろいろ学んでいただいて、子育て家族の病児ケアに力を発揮していただけるようになっていただくそうです。

そして社会全体で子育てしていく仕組みをどんどん広げていきたいと考えておられるノーベルさんから、スタッフとしての応援、募金での応援はもちろんありがたいですが、多くの方に知っていただいて話題にしてくださると嬉しいです、とのことでした。

本日もたくさんの方にご来店いただきましてありがとうございました。