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活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタチャリティートークイベント<認定NPO法人ジャパンハート>を開催しました!

2026.04.25

本日のチャリティートークイベントは、認定NPO法人ジャパンハートの吉岡春菜さんをお迎えしてお話を伺いました。

認定NPO法人ジャパンハートは、2004年に設立された日本発祥の国際医療NGOです。 創設者である小児外科医の吉岡秀人氏が、長年の海外医療経験をもとに、医療支援活動のさらなる質向上を目指して設立しました。

「医療の届かないところに医療を届ける」という理念のもと、国や地域、人種、政治、宗教、境遇を問わず、すべての人が平等に医療を受けられる社会の実現を目指しています。

こどもたちが「生まれてきて良かった」と思える世界を作るため、ミャンマーから始まった活動は現在、カンボジアやラオス、そして日本国内へと広がっています。

創設者の吉岡秀人氏(小児外科医)がミャンマーで活動をスタートさせたきっかけは、かつてこの地で戦死した日本人兵士の慰霊を続けていた、高齢の方々との出会いでした。

当時、日本からミャンマーへの従軍者は30万人にのぼり、無事に帰国できたのはわずか10万人だったといいます。戦後50年が過ぎ、慰霊に訪れる方々の高齢化が進んだことから、医師である吉岡氏が付き添いとして同行することになりました。

その際、ある参拝者からこのような体験談を聞かされます。 「戦時中、撃たれて倒れていた自分を助けてくれたのは、現地の村人でした。彼らは自分たちの食料も乏しいなか、こっそりと水や米、塩を分け与えて命をつないでくれたのです。また、こどもたちは日本兵が避難する際、『罠があるからこの道は危ない』と教えてくれました。だから、その恩返しとして、今はミャンマーのこどもたちを支援しているのです」

しかし、高齢のため活動の継続が難しくなっている現実もありました。その方は吉岡氏にこう語りかけます。 「私たちが困っているときに助けてくれたミャンマーの人たちが、いま困っている。医師であるあなたが、私たちの仲間が眠るこの地で医療活動をしてくれることが、何よりの弔いになるんだよ」

この言葉に突き動かされ、ジャパンハートの医療支援活動は産声を上げました。

現在、ジャパンハートはアジア各地で活動していますが、いまだ医療制度が整っていない地域が少なくありません。特にカンボジアなどでは、日本のように公的保険が充実していないため、貧困から適切な治療を受けられず、多くのこどもたちが命を落としています。

発展途上国では、医療設備や技術の不足に加え、経済的な理由で「医療を受けられない」「薬が買えない」といった厳しい現状があります。日本では当たり前の妊婦検診も、カンボジアにはその制度がありません。そのため、妊娠に気づかないまま農作業を行い、畑の中で赤ちゃんが産まれることもあるといいます。

こうした状況を改善するため、ジャパンハートでは「適切な妊婦検診の実施」と「助産師の育成」に力を注いでいます。医師による診療が一般的ではない地域において、助産師はたった一人でコミュニティの健康を守る非常に重要な役割を担っているのです。

2016年5月、カンボジアの首都プノンペンから北へ35km離れたカンダール州に、活動拠点となる病院を開院しました。ここでは成人・小児の一般外来に加え、産科診療も行っています。

2018年6月には、小児がん治療のための病棟を含む小児病棟を増築し、「ジャパンハートこども医療センター」として、小児外科疾患など幅広い診療が可能となりました。先進国では生存率が高まっている小児がんですが、発展途上国ではわずか20%程度と言われています。しかし、ジャパンハートの医療に繋がることができれば、その生存率を50%以上にまで引き上げることが可能になったのです。

さらに2025年10月には、カンボジアで2つ目となる新しい病院が完成しました。 カンボジアでは病院への通院自体が家計の大きな負担となるため、少し体調が良くなると、まだ治療が必要な状態でも通院をやめてしまう家庭が少なくありません。

そこで、こどもたちが前向きに治療を受けられる工夫を凝らしています。「痛い治療を頑張ったらガチャガチャができる」「病院内でゴーカートに乗れる」といった、こどもたちが「また来たい」と思えるような環境づくりを大切にしています。

また、この病院では日本から訪れる若手医師たちが、自らの時間と費用を投じ、無償で治療にあたっています。

現在、日本では少子化の影響もあり、若手医師が手術の実績を積む機会が減少しています。そこで、ジャパンハートこども医療センターでの実践を通じ、現地の医療従事者と日本の医療者が共に学びながら病院を支える仕組みを構築しています。

ここで得た貴重な経験を日本に持ち帰ることは、日本の小児医療のさらなる発展にも貢献しています。

ジャパンハートでは、日本国内のこどもたちへの支援活動も実施しています。

小児がんと闘うこどもたちは、体調への不安や万が一の事態への懸念から、遠方への旅行や外出を諦めざるを得ないケースが多々あります。そこで、医療者がそばにいないことへの不安を解消し、心から外出を楽しめるよう「SmileSmilePROJECT」などの活動を通じたサポートを行っています。

ジャパンハートのスタッフや旅行先の連携病院が協力し、ボランティアの医療従事者が旅行に同行。「もう一度、あの場所に連れて行ってあげたい」というご家族の想いに寄り添い、かけがえのない思い出を作るお手伝いをされています。

最後に、吉岡氏からは次のようなメッセージが寄せられました。

「ジャパンハートの活動をご家族や友人に伝えてくださるだけでも、支援の輪は広がります。募金の方法には、ふるさと納税やYahoo!ネット募金なども活用いただけます。そして何より、SNSで情報を拡散していただけることが大きな力になります。ぜひ、周りの方にもこの活動をお伝えください。また、医療従事者だけでなく、付き添いボランティアへのご参加もお待ちしています!」

一人ひとりの小さなアクションが、世界中のこどもたちの未来を創る一歩となります。ぜひ、あなたにできる形での応援をお願いいたします。

ふるさと納税はこちら

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今回も「HANKYUこどもカレッジ」との連動企画として、チャリティートークイベントの内容に関連した「NPOクイズ」を実施しました。参加された多くの方々に、H2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントさせていただきました。

会場では、熱心に耳を傾けてくださる方々との嬉しい出会いもありました。年に数回、お仲間と一緒に私たちのトークイベントへ足を運んでくださるという3名の女性の方々からは、「今回も貴重なお話が聞けて良かったです」との温かいお言葉をいただきました。こうしたお声は、H2Oサンタにとって何よりの励みとなり、スタッフ一同大感激です!

また、イベント終了後にジャパンハートのパンフレットを熟読されていた男性のお客様からは、「東京の事務所の最寄り駅はどこですか? 以前東京に住んでいたこともあり、非常に素晴らしい活動なので気になりました」といった具体的な関心も寄せられました。

本日も大変多くの方からご賛同と応援の声をいただき、心より感謝申し上げます。 ご来場いただき、誠にありがとうございました。



2025年11月で10周年を迎えました。

みなさまからのご支援に心から感謝申し上げます。

特設サイト▶ https://santa.h2o-retailing.co.jp/h2o-santa/10th/index.html