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活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<認定NPO法人サイレントボイス>を開催しました!

2026.06.06

本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で行われましたチャリティートークイベントは、認定NPO法人サイレントボイスの代表理事 尾中友哉さんにご来場いただき、お話を伺いました。

認定NPO法人サイレントボイスは、大阪市の谷町六丁目を拠点として、2016年の設立以来、聴覚に障害を持つこどもたちの居場所作りに取り組んでいます。

厚生労働省の調査によると、聴覚障害児の割合は約1,000人に1人とされています。同じ境遇のこどもたちがひとつの地域に大勢いるわけではないため、幼いこどもの中には「自分だけが音のない世界で生きている」と、孤独に感じてしまうケースも見られるそうです。

そのような状況の中、サイレントボイスでは、耳が聞こえない、あるいは聞こえにくいこどもたちへの教育事業を行っています。事業の一つとして、ろう児や難聴児、そしてその保護者が対象の総合学習塾「デフアカデミー」という、放課後に集まる居場所を運営しています。ここでは、遊びを取り入れた集団授業やイベントを実施し、こどもたちがコミュニケーションの壁を超えて、自分らしさを感じ、自ら夢を叶えていくための教育を提供しています。最初は大人しかったこどもたちも、徐々に慣れていき、エネルギッシュになっていく様子が見受けられるそうです。




みなさまは、「手話は声を出さないから、世界共通にできるのでは?」と思われたことはないでしょうか。実は、代表の尾中さんの元には、年間500件ほどそのような質問が届くそうです。

実は手話にはさまざまな種類があり、世界はもちろん、日本国内でも地域による違い(方言)があります。

例えば、「仕事」という手話表現も地域によって異なります。関西、特に大阪ではかつて印刷業が盛んだったため、「書類を整える動作」で表現するのに対し、自動車産業が盛んな愛知県では、左右の拳を上下に合わせる「プレス機」のような動作で表現するそうです。

印刷機やプレス機の近くは大きな音が響きます。そのため、耳が聞こえなくても影響が少なく働きやすい職場として、昭和の時代に多くの聴覚障害を持つ方が就職されました。 当時の大手メーカーの創業者たちが「誰もが働く環境を整え、皆で税金を納めて国を作っていこう」と考え、雇用を促進したという背景があるそうです。

このように、地域の文化や産業、歴史の違いが、手話表現の違いにもつながっています。手話の成り立ちを知ることで、時代を超えた人々の優しさや社会の歩みを感じられる、とても深いエピソードですね。

「お仕事」の方言による手話のちがい

2026年4月にサイレントボイスの活動がテレビ「情熱大陸」でも放映されました。番組内では、デフアカデミーに通うこどもたちの生き生きとした様子が映し出されています。

密着取材の期間は、なんと7ヶ月間!まさに「本当の密着」という熱量で取材をしていただいたそうです。最初の取材は2日間のキャンプだったそうですが、2日間48時間のうち約40時間もカメラを回し続けるほどの濃密さでした。

ちなみに、本日お聞きした裏話によると、番組内で使われたキャンプのシーンはほんの数秒だけ。これにはスタッフの皆さんも「あれだけ撮って数秒!?」と驚かれたそうです(笑)。テレビ番組の制作がいかに大変かがよく伝わるエピソードでした。

その他にも、番組内ではデフアカデミーに通うこどもたちのそれぞれのストーリーが紹介されていました。

利用しているある保護者からは、「うちの子は、家の近所の公園には行かないんです。でも、デフアカデミーに行くとみんなで公園に行くんですよ。同じ境遇のお友達がいることで安心するんですね。本当に嬉しいです」という喜びの声が寄せられているそうです。

「聞こえる人の当たり前と、聞こえない人の当たり前は違う」と、代表の尾中さんは言います。 尾中さん自身、ご両親の耳が聞こえなかったため、幼い頃の第一言語(母語)は手話だったそうです。言葉としての日本語は、祖父母や幼稚園、小学校などで身に付けられたとのこと。だからこそ、どちらの立場も深く理解できるのだと感じさせられます。


最後に、尾中さんからメッセージをいただきました。

「聞こえない人、聞こえにくい人の中にはプロスポーツ選手もいます。弁護士や、医師になった人もいます。学べる環境さえあれば、自らが望む生き方を選べます。

しかし、そのような環境に出会えなければ、『自分はこんな仕事しかできない』と思い込み、前に進めなくなってしまいます。それは、本人にとっても、社会にとっても、非常にもったいないことです。

だからこそ、私たちは、そうした出会える環境を作っていきたいと思って活動しています。今日聞いたことをご家族にお話ししたり、お友達にSNS等で広めていただけると、大変ありがたいです」

と、お話しくださいました。

サイレントボイスのHPは➡コチラ

また、今回も、こどもたちが楽しく学べる「HANKYUこどもカレッジ」と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかる「NPOクイズ」を実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。

こちらに掲載した写真は、トークイベントのタイトル「土曜日のサンタ」を手話で表現してもらったものです。

向かって左の尾中さんが、土曜日を表す【土】。土を地面から拾い上げて、パラパラと落としている様子だそうです。右側のH2Oサンタの外間は、サンタクロースを表す【荷物を背負っている姿】。この二つが組み合わさって「土曜日のサンタ」になります。手話って本当に興味深いですね!

本日もご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました。


2025年11月で10周年を迎えました。

みなさまからのご支援に心から感謝申し上げます。

特設サイト▶ https://santa.h2o-retailing.co.jp/h2o-santa/10th/index.html