法人概要 メルマガ登録
活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<あっとすくーる>を開催しました!

2026.07.04

本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、認定NPO法人あっとすくーるの渡さんと、大学生ボランティアの切通さんにお越しいただき、お話を伺いました。

あっとすくーるは、箕面市に拠点を置く、ひとり親家庭のこどもたちに学習支援をされている団体です。活動を始められてから16年目を迎え、今年の4月にその活動が認められ、認定NPO法人の認証を受けました。「どんな家に生まれても子どもが前向きに生きることができ、その生き方で誰かの支えとなれる社会」をビジョンに掲げ、小学生から高校生まで、年間150人くらいのこどもたちと関わっており、その7~8割が、ひとり親家庭のこどもたちです。

近年、日本でもこどもの貧困が深刻化してます。日本全体の相対的貧困率は11.5%で、なかでもひとり親家庭における貧困率は44.8%と他の先進諸国と比較してもその高さが際立っています。その様な状況の中、母子世帯の母が抱えるこどもについての悩みの中で最も高い割合を占めているのが「教育・進学」問題です。そして同時に両親の離婚等様々な理由でひとり親家庭の環境で育ってきたこどもにとっても「本当はもっと学びたいのだけれども経済的に困難だし、これ以上親に負担をかけたくない」などの理由で学ぶことを諦めてしまっている事も多くあるそうです。

渡さんがこの活動を始められたきっかけは、ご自身もひとり親家庭で育ったことにもあるそうです。大学在学中の20歳のときに「自分が経験したしんどさを、次世代のこどもたちに残したくない」と感じ、こどもは生まれる家を選ぶことができないので、どのような家に生まれても家庭環境に左右されず、こどもたちが前向きに生きていける社会をつくりたい、という思いでこの活動を始められたそうです。

あっとすくーるでは、こどもたちが家庭環境に関係なくしっかりと学習し、自分の夢を叶えられるよう、学習塾「渡塾(わたりじゅく)」を運営してマンツーマンの学習支援事業を行っています。

具体的には、ひとり親家庭のこどもたちを対象に、授業料の減額制度(箕面市の相場の半額ほど)を設定。さらに、奨学金や国の支援制度などの情報提供も積極的に行っています。

もし授業料の滞納があった場合も、それを「SOSのサイン」と捉え、支払いの催促ではなく「何かお困りごとはありませんか?」と連絡することから始めるそうです。 そこから経済状況などの相談につながり、次の支援へと結びつけるきっかけにもなっています。


塾では大学生が講師を務めています。勉強の指導はもちろんのこと、年齢の近い「お兄さん・お姉さん」として、勉強以外の生活全般の悩みや相談にも乗っています。こどもたちがこれからの人生を諦めることなく、強い意志を持って歩んでいけるよう、心強い手助けをしてくれている存在です。

そこで今回は、大学生ボランティアの切通(きりどおし)さんにお話を伺いました。

切通さん自身もひとり親家庭で育ち、中学1年生から塾生として「渡塾」に通っていたそうです。 「親が夜まで働いていて、当時は家で独りぼっちでした。でも、あっとすくーるに通うようになってからは、大学生のお兄さんやお姉さんが勉強だけでなく話し相手にもなってくれて、寂しさがなくなりました。自分の【居場所】を見つけることができたんです」

そんな切通さんに「今はボランティアとして活動しているのはなぜですか?」と尋ねると、次のように語ってくれました。

「自分たちが学生の頃はコロナ禍もあって、色んな意味でしんどい時期がありました。その時、大学生の先輩たちが支えてくれたんです。だから今度は、自分が同じ境遇にいる子を支えたいなと思って活動しています」

渡塾では、「勉強をしなくてもいい、居場所としての利用」も可能です。

「親との関係が悪くて家に居たくない」 「親が仕事で帰りが遅いので、一人で家に居たくない」

そんな風に、日常の中で寂しさを感じているこどもたちに、「自分はひとりじゃない」「味方がいる」「何があっても大丈夫」という安心感を持ってもらえるよう、いつでも自由に来られる場所として塾を開放しています。

その雰囲気は、畳の上に座ったりすることもできて、まるで「居心地の良い、近くの親戚のお家」のよう。 家でも学校でもない“第三の居場所”として、授業がない日でもこどもたちは自然とやってくるそうです。

また、あっとすくーるでは様々な企業と連携し、職業説明会なども行っています。どんな家庭環境であっても、こどもたちがしっかりと学習し、夢を叶えられるようにするためです。世の中にある多くの職業を知ることで、こどもたちは「こんなにたくさんの仕事の中から選べるんだ!」と、一気にテンションが上がるそうです。

現在、あっとすくーるでは大学生ボランティアを大募集しています! 大学生の存在なくして、こどもたちのサポートは成り立ちません。「目標の実現に向けて、ぜひ一緒にこどもたちを支えてあげてください。こどもたちとコミュニケーションをとるのが好きな人なら大歓迎です。それに……露骨に就活にも役立ちます!(笑)」と、笑顔でお話ししてくださいました。

そして最後、このようにメッセージを結んでくださいました。

「あっとすくーるの活動を多くの方に知っていただき、ご友人や知人の方にも広めて、一緒に応援していただけたらありがたいです。もし身近に、相談できずに困っている人がいたら『こんな団体があるよ』と教えてあげてください。そうした一人ひとりの行動が、みんなが生きやすい社会をつくることにつながります」

【みのお福祉×推し活プロジェクト】子どもたちの「体験格差」をなくしたい!一生の思い出に残るクリスマスプロジェクト は→コチラ



今回も、こどもたちが楽しく学べる「HANKYUこどもカレッジ」の企画と連動して、イベントを開催。チャリティートークイベントを聞けば答えがわかる「NPOクイズ」を実施し、正解された方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。

トークイベントの終わりには、たくさんの温かい拍手をいただきました。 「この活動は本当に素晴らしいですね、頑張ってください」と、直接温かいお声をかけてくださる方もいらっしゃり、大勢の方が渡さんの活動に共感してくださっている、そんな素敵な空気感を肌で感じることができました。

本日もご来場いただき、本当にありがとうございました!


2025年11月で10周年を迎えました。

みなさまからのご支援に心から感謝申し上げます。

特設サイト▶ https://santa.h2o-retailing.co.jp/h2o-santa/10th/index.html