9月1日(土)チャリティートークイベントのご報告
2018.09.01本日、阪急百貨店うめだ本店 9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、NPO法人つなごの方々にご来場いただきました。
つなごは、兵庫県初のこどもシェルター(避難所)「こころんハウス」を2017年9月から運営されています。そこは、今夜帰るとこのないこどもたちに安全な居場所を提供し、15歳から20歳の女の子たちを一時的に受け入れる施設です。
兵庫県内での児童虐待相談件数は年間約4000件で、全国での児童相談所の虐待対応件数は12万件を超えるという増加傾向だそうです(平成28年度厚生労働省資料より)。そのような場合、虐待を受けたこどもたちは、児童養護施設や一時保護所等に預けられるのですが、そこが満室であったり、集団行動になじめなかったりすることがありあます。そんな場合に、こころとからだをゆったりとやすませることができる施設、それが「こころんハウス」の始まりです。
こころんハウスでは、こどもたち一人ひとりに弁護士がつき、教育・医療関係者も加わってチームとしてこどもを支援します。ハウスは24時間体制でボランティアが常駐、こどもたちは鍵つきの個室が与えられ、食費など生活費は無料です。本人が新しい生活へ旅立つ気持ちが芽生えるまで、そこで安心して暮らすことが出来ます。この一年間の受入数は19人にも及んでいます。
このような活動をしている「こころんハウス」ですが、開設より一年経ち、新たな課題も見えてきたようです。男の子向けのハウスがつくれないか、もっと充実したハウスに出来ないか、などです。その解決のためには、もっと多くの運営資金も必要ですが、寄付以外にも応援していただきたいことがあるようです。例えば、団体の広報活動のためのホームページ作りが得意な方、ハウスの料理や清掃などのお手伝いをいただける方など、いろいろなお力を貸していただきたいとのことでした。こころんハウスを継続するためにも、みなさまのご協力がいただければありがたいです、と理事の松浦さん。
本日もたくさんの方にご来店いただきましてありがとうございました。