11月24日(土)H2Oサンタ チャリティートークイベントのご報告
2018.11.23本日、クリスマス装飾のミラーボール輝く、阪急うめだ本店9階祝祭広場で行われましたチャリティートークイベントでは<認定NPO法人児童虐待防止協会>事務局長の川本さんを始め、4名のスタッフのみなさまにご来場いただきました。
同協会は、こどもの虐待を防止するために設立された日本で初めての民間団体です。
テレビ等では痛ましい事件がたびたび取り上げられているなか、団体が最も力を入れている活動は「子どもの虐待ホットライン」の運営です。月曜日から金曜日の午前11時から午後5時まで、悩みをかかえる人の気持ちをお電話でお聴きし、一緒に考える活動です。1日平均7~8本の電話があるそうです。話しづらいことでも、このホットラインでは匿名で話せるため、相談しやすいことが特色です。
虐待は虐待をしてしまう側の人も多くの悩みを抱えており、いけないとわかっていても子育て中の様々なストレスでこどもへの虐待を繰り返してしまっているという、保護者からの相談電話が半数を超えるそうです。電話での対応は、母親の話をしっかり聞いて子育てを理解し、がんばっているお母さんを認める姿勢でとりくまれています。対応はこどもにかかわりのある仕事に就かれている保健士、保育士さん等が中心です。
また学校の先生からの要望で、卒業後すぐにでも親になる可能性のある高校生への総合学習時間等を活用した授業もあり、その成果も上がっているとのこと。高校生からは自分たちに何かできることはないか、他人事とは思えない、という声が寄せられるまでに至っているそうです。虐待が自分たちにも関わるかもしれない問題として認識されているのだと思います。
11月は児童虐待防止推進月間ということもあり、団体では「子どもの虐待ホットライン」の存在を多くの皆さまに知ってもらうため、太陽の色をシンボルカラーとした「オレンジリボンキャンペーン」を実施しています。みなさまもオレンジリボンの取組について、ご家族や、お友達に広めていただければ助かります。
本日もご来場いただき、ありがとうございました。