3月9日(土)H2Oサンタチャリティートークイベントのご報告
2019.03.09本日、阪急百貨店うめだ本店 9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、NPO法人JHD&C(ジャーダック)の吉田さんにお越しいただきました。
JHD&C(ジャーダック)は、病気などの理由で頭髪に悩みをかかえる18歳以下のこどもたちに、寄付された人毛だけで制作したメディカルウィッグを完全無償提供している団体です。
カットした髪の毛は、一般的には捨ててしまわれる場合が多いのですが、髪の毛をジャーダックに寄付すれば、ウィッグ(かつら)を必要としている病気治療の副作用など、さまざまな理由で髪の毛に悩みをかかえるこどもたちのために役立てられます。最近では、30~40才代のお母さんとそのお子様の寄付が増えているそうです。お母さんが寄付して、それをこどもが「自分もやりたい」といった場合が多いそうですが、小さい頃からチャリティーに自然に触れることができて良いですね。
また、吉田さんがおっしゃるには、髪の毛を寄付する、しないはご本人の意思ですし、こどもたちもウィッグが欲しい子もいれば、ウィッグを使用しない考えの子も両方いるそうです。
さまざまな活動には、人それぞれの考え方があり、どんな考え方の人々も優しく受入れる世の中になれば良いですね。
髪の毛は年齢・性別・髪質・髪の色に関係なく31cm以上あれば誰でも寄付できます。全国の賛同美容室経由で寄付できますが、ご自身でカットしてジャーダックに送ることも出来ます。
最後に吉田さん、「制作費を賄う募金も必要ですが、寄付される髪の毛は31センチ以上あれば長いほどありがたいです。特に長い髪の毛があると、ロングの髪型のウィッグも作れるので助かります。」とのことでした。また、本日はJHD&Cについての著書「髪がつなぐ物語」の著者別司芳子さん(写真左)もご来場くださいました。別司さんは本の著者印税の全額を寄付され、JHD&Cの活動に役立てらているそうです。いろんな方のあたたかい気持ちが重なって、団体の活動につながっているのですね。
イベント終了後、数人の方がヘアドネーションについて、吉田さんに質問されていました。ロングヘアーの男性もおられ、団体の活動がゆっくりと世の中に浸透していることを感じました。男性はヘアドネーションをしようと思い、今髪の毛を伸ばしている途中とのことで、とても優しそうな素敵な方でした。
本日もたくさんの方にお話を聞いていただきました。ありがとうございました。