土曜日の午後はH2Oサンタチャリティートークイベント<NPO法人オーシャンゲートジャパン>を開催しました!
2024.02.17本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、「NPO法人オーシャンゲート ジャパン」代表の白杉さんと事務局長の福田さんをお迎えしてお届けしました。
NPO法人オーシャンゲート ジャパンは、「みんなで海を楽しもう!」を団体のテーマに2004年に設立され、年間約250人の障害を持つこどもたちなどが参加し、海の中を楽しんでもらうための様々な活動をされています。たとえ障害があっても、たとえ高齢者であっても、たとえ体力がなくても、いろんなことにチャレンジしたり、達成する喜びを知って欲しいとの思いで本格的なダイビング体験から浜辺でのイベントや自然体験等々、海に関連するさまざまな企画を毎年たくさんの人々と実施されています。
例えば車イスを使われている方は陸上では健常者と比較して活動範囲が限られてしまいます。しかし海中では新たな“自由”を感じることもあるそうです。また健常者は海の中での会話は困難ですが、逆に聴覚障害の方は手話ができるので、たとえ水中あっても陸上と同じように意思疎通ができます。代表の白杉さんは、海中では障害が障害になっていない!ということに気づき、もっと多くの人に海と親しみ自然の美しさを知ってもらおう、という思いで団体を設立されたそうです。
団体での活動は主に和歌山で活動される事が多いそうです。皆さんは「パラダイビング」をご存知じですか?「パラダイビング」はオーシャンゲートジャパンが生み出した、新しい海洋スポーツです。日常生活から大自然の海の中へと一歩踏み出す手助けとして、インストラクターと二人一組で本格的な海洋スポーツプログラムを体験できます。また「ビーチクリーン」の取組でビーチでのゴミ拾いをする際に集まった貝殻や木片で写真立てなどの作品を作ることなどでも海に親しむ活動を行っています。
和歌山の海はとても綺麗で、沖縄など南の島では?と思うような「青い海」が広がっています。また海流の関係もあって、様々な魚や生物も生息しています。大阪からほんの数時間で行ける場所にこんな素敵な景色があるなんて驚きですよね。白杉さんは和歌山の他にも沖縄など世界トップクラスの日本各地の海の良さをもっと多くの方に知って欲しいと熱く語っておられました。
身体に障害があるとご本人はそんなことできないと思い、まわりは危ないと思ってしまう、色んな事にチャレンジする前に既にあきらめてしまうこともあるようです。しかし、そんなハンディキャップのある方々がいろんな人に支えられ、工夫を凝らした機材をつけて一度パラダイビングを体験すると・・・。皆さん、海の魅力に圧倒され、感動し、そして気持ちも前向きになることも多いそうです。福田さんが素敵なエピソードを話してくださいました。不安があるために杖をついて歩いて参加された方がおられ、パラダイビングを初体験されました。自由に泳ぐキレイな魚をじっくり見て、無重力を感じて、新しい世界を感じられたようです。その方は海から上がった後に「杖なしで、歩けるかも?」とひと言。そして、実際に杖なしで歩けたそうです。周りの皆はビックリ! 後日、杖を使って歩く際、あれ、杖が短くなっている?と感じたそうです。杖が短くなっているのではなく、ご自分の姿勢が良くなり、杖が短く感じるようになっていたそうです。一度のパラダイビング体験で、世界が変わったそうです。オーシャンゲート ジャパンさんでは、このような体験をされるかたが沢山おられるそうです。だから沢山の方に必要とされ、活動が20年も続いているそうです。・・・素敵ですね。
また団体の活動を応援してくださる方を募集中との事。ご興味をもたれた方は是非オーシャンゲート ジャパンのHPをご覧ください!
今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジと連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。チャリティーの輪が少しづつ広がってきています。
本日もたくさんのご来場、ありがとうございました。