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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<あかりバンク(認定NPO法人ノーサイド)>を開催しました!

2024.04.20

本日のチャリティートークイベントは先週に引き続き、「春の北海道物産大会」で賑わう阪急うめだ本店9階祝祭広場からお届けしました。『あかりバンク』代表の橋田さんにご登壇いただき、日頃の活動や手作りランプについて、お話をお伺いしました。


あかりバンクは、病棟や自宅で長期療養中のこどもたちやこどもホスピス、乳児院などに手作りのあかりを贈ることで癒しを提供している団体で2005年に活動をスタートされました。病院で消灯時間になり、無機質な弱い照明だけになると大人でも寂しい気持ちになりますよね。入院中のこどもたちにとっては大人以上に不安や寂しさ、そして怖さをより一層強く感じさせてしまうこともあるそうです。そこで、あかりバンクではかわいい動物や昆虫などをイメージした手作りランプを病院などに寄付することで、こどもたちが笑顔を取り戻したり、安心して過ごすことができる環境をつくることを目指して活動されています。

例えば動物や昆虫などのかわいらしいランプを病室の入口や枕元に置いたりすると温かな雰囲気になり、こどもたちの心も和らぎます。そしてこの「やさしいあかり」で、こどもたちだけでなく看病やお見舞いに来られたご家族の皆さんも穏やかな気持ちになれるそうです。あかりひとつでみんなの心が癒されるそうです。またこどもたちは手作りのたくさんのあかりの中から自分の好きなあかりを選ぶことができるそうです。闘病生活では様々な制約があって自分の意思で好きなものを選ぶ機会も少ないため、自由に選べるという事自体がこどもたちに喜びを与えてくれるそうです。

また、在宅介護の現場では介護する人は天井照明で部屋が明るい方が介護しやすいのですが、ベッドの上で介護される方にとっては眩しい天井を長時間見るので、強すぎる照明でこころや身体にストレスを感じてしまうこともあるようです。その様な眩しさを減らすため間接照明(反射した光を使って間接的に部屋を照らすテクニック)を取り入れて、やわらかな手作りランプで優しく照らすように工夫すると、リラックスしてこころが落ち着く場合もあるようです。時には「息がしやすくなりました!」と言った感謝のお言葉をいただくこともあるそうです。優しいあかりには心も身体もリラックスさせる癒しの力があるんですね。

手作りのあかりは骨組みに和紙を貼って作ります。病院等に寄贈した後、年数が経ってしまい古くなったあかりはお直しが必要です。『あかりバンク』ではそんなお修理ボランティアも募集されています。また、インスタグラムを利用してこどもたちがお絵描きしたデザインを寄付という形で集め、その絵を元に手作りのあかりを作り、全国の医療ケア児に届けるという『お絵かきふ』というプロジェクトも継続されています。

最後に橋田さんからは、一見難しそうに思えるあかり作りですが、工作が苦手と思っている方でも、小学生でも意外と簡単に数時間で作る事ができるので、興味のある方はぜひ『あかりバンク』のHPを覗いてみてくださいとの事。そして、こうしたあかりバンクの事を少しでも多くの方に知っていただくために、周りのお友だち、知人の方とあかりバンクの活動について話題にしていただければありがたいと仰っていました。

今回もこどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジと連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施。正解した方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。H2Oサンタのクリアファイルを使うことで社会のいろんな困りごとを解決するために活動しているNPOなどの方々がいることを知ってくれることにつながればうれしいです♪

来週のチャリティートークイベントでもNPOクイズを出題しますので、ぜひ会場でチャレンジしてみてください!本日ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました。