法人概要
活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人つなげる>を開催しました!

2024.11.30

本日、阪急うめだ本店 9階祝祭広場で行われましたチャリティートークイベントは、NPO法人つなげる 代表理事の中原さんにご来場いただき、日頃の活動についてお話を伺いました。

NPO法人つなげるは、2018年に尼崎市で設立された、多胎児(双子や三つ子など)家庭のつながりを支援している団体です。代表の中原美智子さんがご自身の双子育児の経験から、どんな環境であっても当たり前に命の誕生を喜び、自分らしい子育てができる環境を整えることを目標に、多胎児家庭への支援を始められました。

↓中原さんのジャケットの「25」は、ふ・た・ご だそうです。素敵ですね。

双子・三つ子のことを「多胎」といいます。多胎児の出産は、単胎児に比べ、早産・低出生体重児になる可能性が高いことが知られています。また、同時に2人以上を妊娠・出産・育児することで、身体的・精神的な負担や経済的な問題など、多胎児ならではの困難さに直面する保護者も少なくありません。

多胎育児は多忙なことはもちろん、さまざまな制約があったり、外出の困難さから外出する機会が少なくなってしまうことも少なくありません。ようやく出産したにもかかわらず、忙しさに追われ社会から孤立してしまい、孤独感や悩みを抱えることも多いそうです。中原さんご自身も双子の親になった時、外出先でさまざまな苦労があったりして、お出かけすることが少なくなり、引きこもりがちになったそうです。でも、ずっと家に居ると社会から取り残された感もあり、誰かと話したかったり、人とのつながりが欲しいと感じることもあり、多胎児を育てるのは本当に大変だと痛感したそうです。

そういった多胎児をもつ家庭の課題を少しでも解決するためには、身近に相談できる同じような多胎児家庭とつながることが有効です。そして、さまざまな先輩ママなどの経験を参考にできればよいのですが、多胎児が生まれる割合は総分娩数の約1%程と、なかなか身近でつながれる環境がないのが現実です。


NPO法人つなげるでは、そうした多胎児家庭の孤立を防ぐために、何気ないこと・工夫していること・困っていることなど、全国の多胎児家庭をオンライン上でつなぎ、LINEオープンチャットで気軽におしゃべりできる「ふたごのへや」などを運営することで、多胎児家庭にコミュニケーションの場を提供されています。

2023年2月25日(土)には、「多胎児」の親同士が安心して集い、交流して、子育ての悩みなどを相談し合える施設「ふたごハウス」を兵庫県尼崎市にオープンしました。そこでは、お母さんたちが少しでもゆっくりできるために、まず、こどもたちが安心して楽しく遊べる空間が用意されています。先輩多胎児パパママもこちらには足を運び、経験した子育てのアドバイスや、同じ悩みを持つ者同士の交流がなされています。こどもたちどうしも、ここでの出会いで、これから先成長すると、自分と同じ立場の双子などの末永~いお友達ができそうですね。

最後に中原さんからは、「皆さんの中で、こういった多胎育児をしている家庭の支援活動を行っている団体があるのを知っている方はほとんどいらっしゃらないと思います。双子の親御さんは、なかなか百貨店に出かけることができないと思います。しかし、私たち“つなげる”のこのような活動を多くの方に知っていただくことが、きっと社会が変わっていくきっかけになるので、ご来場の皆さまに、身近に多胎児のご家族やご友人等がおられれば、ぜひNPO法人つなげるのことをお伝えください。」と言われていました。また、「ご飯の介助などのボランティアも募集しています。子育てを卒業したパパママ、お待ちしています!」

今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。

本日もご来場いただき、ありがとうございました。