土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<認定NPO法人兵庫介助犬協会>を開催しました!
2025.06.21本日、阪急百貨店うめだ本店9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントには認定NPO法人兵庫介助犬協会の北澤さんとスタッフの皆さん、介助犬を利用されているユーザーの方々にお越しいただき、お話を伺いしました。兵庫介助犬協会は、手や足に障がいのある方の日常生活をサポートする介助犬の育成と無償貸与を行っている団体です。 本日は、応援にシンガーソングライターのサチウスコさんが優しく、透明感のある歌声でミニライブを開催して、花を添えてくださいました。
訓練の様子を見せてくださいました。携帯電話など何かを落とした際は「テイク」という指示で、落としたものを拾ってもらいます。今回来場したゴールデンレトリーバーの女の子、アリシアちゃんも北澤さんの「携帯テイク!」の指示で携帯電話を探して、ストラップ部分をくわえて運び、会場にお集まりの皆さまから大きな拍手を受けていました。その他にも車椅子を引っ張ってユーザーさんの移動を手伝ったり、冷蔵庫から飲み物が入ったペットボトルをとってきてくれたり・・・。パートナーとして、ユーザーさんの生活のお手伝いをしている様子が良く分かりました。
●介助犬レレちゃんとユーザーのジンさん
「出会って3か月。坂道の牽引や物を拾うのを手伝ってくれて、一緒に生活していることがどんどん快適になってきました。」
●介助犬ポノちゃんとユーザーのサカモトさん
「一緒に行動するようになって1年と3か月、どこでも一緒にお出かけしてくれるポノちゃんはかけがえのないパートナー。ディズニーシーにもジブリパークにも行きました。大阪関西万博には既に2回行ってます。連れていく先々でポノちゃん目当てのミニ撮影会になるほど大人気で、一緒にお出かけすることが本当に楽しいです。
代表の北澤さんによると、介助犬の訓練は1歳を過ぎてからスタートし、1年半から2年かかるとのことです。訓練を終え、介助犬として活躍するこどもたちの一頭あたりの育成費用は、生まれてから引退後の余生も含めると、合計で500万円から800万円にもなるそうです。その費用の多くは寄付金で支えられており、介助犬は無償で貸与されます。そして現在、日本には約57頭の介助犬しかいないとのことです。
介助犬と街中などで出会った際、一般の方へのお願いごととして、介助犬がお仕事中は何もせずに見守ってあげてほしいとのことでした。人懐っこい犬が多く、誰かに相手をしてもらうと、お仕事に集中できないこともあるそうです。介助犬を見かけた際は、優しく見守ってあげてください。
介助犬の育成のため、この5月に大阪府茨木市に「大阪介助犬協会」が開設されたそうです。現在、大阪介助犬協会はその施設の充実を図るため、6月30日までクラウドファンディング(
現在、介助犬はわずか57頭しかいません。しかし、実は約15,000人もの方が介助犬と暮らすことで、より快適な生活を送れるという予測もあるそうです。全く足りていない介助犬が、クラウドファンディングの支援も得て増えてくれるといいですね。
チャリティーガイド前での募金活動の様子。介助犬達は周りの環境にあまり動じることなく、どこでもリラックスできる性質が大切なようです。多くの方がデモンストレーション犬をやさしくなでたり、話しかけたりして介助犬を身近に感じていただきました。
今回もたくさんのご来場をいただきました。ありがとうございました。