土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン>を開催しました!
2025.07.19本日の阪急うめだ本店 9階祝祭広場 チャリティートークイベントは、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの藤井さんに日頃の活動についてお話を伺いました。団体は昨年、創立25周年を迎えられたそうです。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのそもそもの起源は当時12歳だったカナダの少年クレイグ君から始まりました。漫画が読みたいと新聞を手にしたクレイグ君が記事に書かれていた「児童労働から抜け出せたパキスタン人の12歳の少年イクバル君が児童労働の反対を訴え、活動していたところを射殺された」という記事に衝撃を受け、学校で友人に呼びかけたことからはじまったとのこと。
知ってほしい、2つの「Free」
そのような背景をもつフリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、社会の一員でありながら、声が届きにくいこどもに寄り添って活動されています。
2つの「Free」とは
・国内外の貧困や差別からこどもをFree(自由)にする。
・「こどもには世界を変えられない」という考えからこどもをFree(自由)にする。
上記の二つの「Free」を掲げてフィリピンをはじめインド・ケニア・コンゴ民主共和国などで、こどもの声を尊重し、こどもの権利が守られるように活動されています。
日本では100校以上に訪問し、団体の活動についての出張授業を行っておられ、1万人のこどもたちにお話しされているそうです。
こどもたちを自由にするための自立支援活動の4つの柱
水:フィリピンのルソン島では上下水道が整備されていないため、井戸を掘ったりトイレを建設したりする活動を行っています。これにより、特に生理中の女の子が学校に行けないといった問題の解決を目指しています。
教育・保健:教育は将来の収入向上に直結します。また、保健の分野では、医療へのアクセスを改善したり、病気の予防に関する啓発活動を行ったりしているそうです。歯科検診はもちろんのこと、給食があることで学校に通うこどもが増えるという効果も出ています。
収入向上:インドの女性たちには、ヤギを通じた支援を実施しているそうです。こどもを育てているお母さんたちの多くは、ほとんど収入がない状況です。そんな中でヤギを育てることで、大きく育ったヤギからミルクを搾り、こどもたちの栄養状態を改善しています。さらに、子ヤギが生まれればそれを売却することで収入を得ることができ、自立を支援しています。
このような活動を展開されているフリー・ザ・チルドレン・ジャパンに所属している藤井さんですが、ご自身がこども支援に関わるようになったのは本当にひょんなことからだったそうです。
テレビのドキュメンタリー番組で観た、ネグレクト(育児放棄)を受けた2歳の赤ちゃんの無表情に衝撃を受け、「なんとかしなくては!」と思ったものの、どうしていいか分からなかったそうです。そこで友人に相談したところ、「とりあえずボランティア活動に参加してみたら」とアドバイスを受け、参加した先で「こども支援をしている団体を紹介してほしい」と尋ねた結果、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンに参加することになったそうです。きっかけはどこにあるか、分からないものですね。
初心者でもわかりやすく支援活動に参加できるようフリー・ザ・チルドレン・ジャパンではアクションキットをご用意されています。気になる方はぜひ「SPEAK UP アクションキット(気になることに声をあげよう!)」をご確認ください。また「お買いものから始める国際協力」もありますのでどうぞご覧ください。H2Oサンタのスタッフも何を買おうかと、いろいろと気になっています。
最後に藤井さんから「明日は選挙ですが、社会を変える大事なきっかけの一つの投票をどうぞ大事にしてください。」とのお言葉がありました。社会がよりよく進化しるといいですね。
今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、たくさんの方へH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。
本日もたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。