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活動のご報告

土曜の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人 西淀川子どもセンター>を開催しました!

2025.09.06

本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で行われましたチャリティートークイベントは『NPO法人西淀川子どもセンター』代表理事の西川 奈央人さんにご来場いただきお話を伺いました。

西淀川子どもセンターは2007年秋、近所の公園でパラソルを開き、こどもたちに声がけするところから活動をスタートしました。それまでも行政などに子育てする保護者を支援する場所はありましたが、こども本人を支援する場所はありませんでした。こども自身が何か困った時やしんどい時に孤立しないよう駆け込んだり、自分のことを気軽に話せる「近所の親せきの家」のような、安心できる場を目指して活動が始まりました。

こどもが自分のことを大切な存在だと感じ、安心し、納得した人生を送るための「地域に根ざしたこども支援」を行っています。

元々は、学校が早く終わる日の放課後に短時間での支援をされていたそうです。こどもたちは夕方になっても一人ぼっちになる自宅には帰りたがらず、そのままセンターに残ったり、誘い合ってゲームセンターに行ったりすることがありました。「この子たちは夜、どうしているんだろう?」と気になったことが、活動を広げるきっかけだったそうです。共働きだったり、ひとり親家庭で保護者は頑張って夜遅くまで働いていたり、さまざまな事情で夜、おとながいない状況の中、「誰もいない家には帰りたくない!」と夜の街に出かけるこどもたちは、事件や事故に巻き込まれてしまうこともあるようです。

西淀川子どもセンターでは、そんなこどもたちを支援するためにさまざまな活動を行っています。

居場所活動として実施しているのが『いっしょにごはん!食べナイト?』です。これは、こどもたちが安心して夜の時間を過ごせることを目指しています。西淀川子どもセンターでは、こどもと一緒に買い物からスタートし、こどもたちと一緒に調理も行います。みんなと何かをすることの楽しさを感じてもらったり、「自分でも料理ができた!」という達成感や自信を得る機会を作ったりしています。

他にも、コロナ禍では、こどもたちが「体験」する機会が極端に減っていたので「やってみるDAY!」と題してヨガや工作、演劇などのワークショップも開催していたそうです。夏休みにこどもたちと一緒に行ったキャンプでは、一日中こどもたちと接することで、自然のなかだからこそわかるこどもたちの新たな発見がたくさんあったそうです。

活動に賛同していただいた方からの食材の提供や、「ボランティアシェフ」としてお手伝いいただくなど、様々な形の支援で活動が継続できており、ありがたいです、とのお話がありました。H2Oサンタのトークイベント等をきっかけにボランティアシェフとして参加してくれた方もおられるそうです。現在、ボランティア大募集中とのこと。特にこどもたちと年齢の近い大学生などのお兄ちゃん・お姉ちゃんのボランティアさんがきてくれれば、とのことです。料理ができるなどの特技が必要というわけではなく、こどもと接することが好きであればOKだそうです。

ボランティアに興味がある方は、それぞれに手伝っていただけることが必ずあるので、是非西淀川子どもセンターのホームページをチェックしてみてくださいと呼びかけておられました。そして、私たちだけではなく、皆さんの地域の中でこどもたちを支援しているところがあれば、そこにも関心を持っていただき、このような活動をしている団体があることを、お友達や家族の方と話題にして、口コミなどで広げていただければありがたいですし、ボランティアをしようと思っていただける方が増えるととても嬉しいとも仰っておられました。


【NPO法人西淀川子どもセンターホームページ】


西淀川子どもセンターの本もありますので、ぜひ本屋さんや図書館で手に取ってみてください。

本日もご来場いただき、ありがとうございました。