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活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタチャリティートークイベント<公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所>を開催しました!

2025.10.25

本日、阪急うめだ本店の9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントには。公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所の山上さんと、山上さんが所属するリコーダーアンサンブル“しのごの”のみなさまにお越しいただきました。

日本では、さまざまな事情で親と暮らせないこどもたちが、約4万人もいるそうです(令和6年 こども家庭庁資料より)。

公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所は、活動を始めて60年を超える、こうしたこどもたちのために新しいお父さんやお母さんを探す活動を行っています。

同事務所は、民間の立場で、児童相談所と協力して里親探しを専門に行っている社会福祉団体です。年間で延べ50人くらいが里親を探しており、そのうち20~30組のこどもたちが新しい家族を見つけているそうです。



親と離れて、乳児院や児童養護施設等で暮らすこどもたちにとって、家庭生活の体験や、自分だけを見てくれる特定の大人がそばにいることは、その後の成長に欠かせない大切なことです。

里親制度とは、親と一緒に暮らせないこうしたこどもたちが、特定の大人との生活を通じて、健やかに育つことを目指す、大変有意義な制度です。

公益社団法人家庭養護促進協会 大阪事務所は、「あなたの愛の手を」運動を通して、新しい家族を必要とするこどもたちの里親・養親を探しています。

この活動の一環として、協会は1964年(昭和39年)5月5日、「毎日新聞」の毎週日曜日の朝刊で、里親を必要とするこどもたちを紹介する「愛の手運動」を開始しました。

半世紀以上続くこの運動は、明日の朝刊で3,054回を迎えるそうです。この息の長い活動は、どれほど多くのこどもたちの人生に影響を与えてきたでしょうか。

また、同協会では、里親子・養親子向けの研修や親睦活動を行うなど、里親家庭への細やかなサポートも行っています。

さらに、里親制度の広報活動として「里親いろいろ応援団」を運営しています。ここでは、「里親にはなれないけれど、この制度を応援したい」という方々に向けて、ボランティアスタッフを募集しています。

メンバーは、里親制度を広く理解してもらうためのイベント企画や準備、その他の必要な支援にご協力いただいています。

里親家庭では、周囲との繋がりが希薄になりがちという課題もあります。

そこで、協会は里親・養親家庭の繋がりを大切にする親睦会なども積極的に開催しています。直近では、11月2日に55組の親子が集まり、運動会が開かれるそうです。

このような親睦の場は、「みんな同じ立場の家族」として、「この場にいるこどもたちは、皆、新しい家族の元で育っているんだ」と、お互いが背景を気にすることなく、心から楽しめる貴重な機会になっているとのことです。

今回のトークイベントでは、リコーダーアンサンブル“しのごの”の皆さんによる演奏もご披露いただきました。前半と後半で全4曲を演奏していただき、素朴で優しい音色に会場の皆さんは心温まる、ほっこりしたひとときを過ごされました。

演奏後、山上さんからはメッセージをいただきました。

「阪急の9階で、こんな話を聞いたよ!と、ぜひお近くの方々に広めてください。そのどなたかから、別の方に話が伝わり、いつかどこかで、また新しい親子が生まれるきっかけになります。そして、明日の毎日新聞、もしくは毎週日曜日の朝刊だけでも、ぜひ買って読んでいただけると嬉しいです」

里親制度への関心を広げてほしいという、熱い願いのこもったメッセージでした。

今回のイベントも、「こどもたちが楽しく学ぶ」HANKYUこどもカレッジ企画と連動し、チャリティートークを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施しました。

クイズの正解者には、H2Oサンタのオリジナルクリアファイルに加え、今回は家庭養護促進協会のオリジナルクリアファイルもプレゼントしました。

今日は、たまたま阪急に買い物で来店されていた山上さんのお知り合いの素敵な親子が、会場で声をかけてくださるというサプライズも! 山上さんも大変驚かれていました。もちろん、親子でクイズにご参加いただき、見事ファイルをゲットされました。

本日もご来場いただき、誠にありがとうございました。