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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<公益社団法人小さないのちのドア>を開催しました!

2026.01.24

本日、阪急うめだ本店9階祝祭広場で行われましたチャリティートークイベントは、公益社団法人小さないのちドアの、西尾さんにご来場いただき、お話を伺いました。

公益社団法人小さないのちのドアは、思いがけない妊娠や、出産しても育てられずに悩む女性たちの助けになりたいと、2018年9月に神戸市北区に設立されました。他では珍しい来所にも対応する「誰でも24時間相談できる窓口」を開設し、助産師や保健師が相談に応じています。相談内容は秘密厳守で、電話や来所、LINE、メールなど様々な方法で相談が可能です。相談のために足を運ぶのが難しい妊婦さんには、運賃の負担も行っているとのことです。

団体には年間約4,000件もの相談が寄せられています。誰もが寝る前に不安を感じたり、将来のことが心配になったりすることってありますよね。そうした背景から、悩みごとの相談は夜間も多いため、24時間365日対応できる体制を整えておられるそうです。

一方で、以前よりも電話等の相談件数が減っているという現状もあるそうです。その理由の一つとして、最近ではAIの発達により、自身の悩みをAIに相談する妊婦さんが増えていることが挙げられます。しかし、AIは時に「そっと、優しく嘘をつく」ことがあります。回答が正しく、悩みを解決するヒントをくれる場合もありますが、誤った回答でさらに悩み、傷つくことにつながることもあるようです。「どうか人の言葉を頼ってほしい」と、西尾さんは話します。

「女性たちが抱える悩みはさまざま」

女性たちが抱える悩みはさまざまです。予期せぬ妊娠で途方に暮れている、中絶を迷っている、病院に行けない、経済的に育てられない、パートナーに逃げられた、家族に反対されて家を追い出され孤立している、誰にも相談できずにいる、赤ちゃんを虐待してしまうのではないかと不安を感じている、生きる希望を失っているなど、妊娠・出産・育児に関する悩みは多岐にわたります。

予期せぬ妊娠に悩む妊婦さんが、周囲に相談できずに孤立してしまうケースは少なくありません。SOSを出せない背景には、人間関係のもつれ、虐待、貧困など、家庭のさまざまな問題が複雑に絡み合っていることがあります。

こうした状況下では、妊娠中に医療機関を一度も受診せずに過ごす女性や、出産後にこどもを無戸籍のまま育てるケースもあります。「救ってくれる制度もなく、住む場所も頼る人もいない。誰にも助けを求めることができず、一人で悩み苦しみ、お金もなく行き場を失っている妊婦さんがいます。もし、安心して安全に暮らせる場所があれば、守ることができる命があります」

そんな行き場のない妊婦さんのための居場所として、また産後も安心して過ごせる場所として、女性たちの生活基盤を支えるマタニティーホーム「Musubi」が2020年12月に開設されました。ここには「人と人が、人と社会が、そして親子の絆が『結ばれる』場所になりたい」という思いが込められています。居場所のない女性たちが安全に、かつ安心して過ごせるよう、【医・居】【食・職】【住・充】の側面からサポートを行っています。

マタニティーホーム「Musubi」には、24時間365日対応の相談窓口があります。ここでは産後1年間まで滞在することが可能で、年間で約30人ほどの方が身を寄せているそうです。

安全・安心な居室の提供はもちろんのこと、行政や病院とのパイプづくりや同行支援、性教育、バランスの取れた食事の提供、就労応援など、多岐にわたる支援を行っています。

また、西尾さんは「愛の数は思い出の数」と語ります。たくさんの思い出を作って生きる力にしてほしいという願いから、思い出づくりも非常に大切にされています。バーベキューや季節の行事、お祝いごとなど、さまざまなイベントを開催しているそうです。この「Musubi」で、生まれて初めて誕生日をお祝いしてもらったという妊婦さんもおられるとのこと。

「Musubi」が設立されてから年月が経ち、初期に迎えたこどもはもう小学生になりました。今ではホームに遊びに来て、「僕が使っていたおもちゃ、あげる」と声をかけてくれることもあるそうです。
いろんなやさしさの循環ですね。

元々、西尾さんは保健師として地域の方々の健康を支える活動をされていました。その中で、過酷な状況にある妊婦さんや孤立している妊婦さんの存在を知り、「何とかできないか」という思いからこの活動を始められました。

共に活動されている代表の永原郁子さんは、長年性教育に携わっています。深刻な悩みを抱える前に大切な知識を身につけてほしいという思いから、予防としての性教育にも注力されているそうです。

「私たちの活動を肯定的に受け入れてくださる方は多いですが、その一方で、妊娠に関しては『自己責任』という世間の厳しい目もまだ残っています。どうか、彼女たちを取り巻いてきた環境や背景を知ってください。そして、温かなまなざしを向けてほしいのです」

たとえば、朝、近所の妊婦さんに出会ったら「おはようございます」とあいさつをする、こんな「ちょっとした優しい気持ちの『お節介』がつながって、温かい社会になってほしい」と、西尾さんは締めくくられました。

小さないのちのドア【HP】は→コチラ

今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。バレンタインチョコで大賑わいの会場には若い世代の方も多く、多くの方がうなずいてくださり、たくさんの方にクイズにもご参加いただきました。 本日もご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。


2025年11月で10周年を迎えました。

みなさまからのご支援に心から感謝申し上げます。

特設サイト▶ https://santa.h2o-retailing.co.jp/h2o-santa/10th/index.html