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活動のご報告

土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<NPO法人あっとオーティズム>を開催しました!

2026.03.28

本日のチャリティートークイベントは、「NPO法人あっとオーティズム」の佐伯さんと息子のりゅうのすけさん にお越しいただき、お話を伺いました。

「あっとオーティズム」は、オーティズム(自閉スペクトラム症)を含む発達障害のこどもたちとその家族が直面する困難への支援、および自閉スペクトラム症に対する社会での理解促進のための啓発活動を行っている団体で、2011年から神戸、芦屋を中心に活動を始められました。


皆さんは自閉スペクトラム症のことをご存知でしょうか?

現在20~40人にひとりいると言われている自閉スペクトラム症。名前は聞いたことがあっても、詳しくはご存じない方も多いのではないでしょうか?

例えば、私たちが耳にする音にはBGMや会話などの強弱がありますが、自閉スペクトラム症の人は、すべての音が同じ大きさで聞こえてしまうことがあります。鳥のさえずりや遠くを走る車の音まで大音量に感じられ、相手の声が聞き取りにくかったりします。

また、平面に書かれている文字が動いて見えたり、視覚が非常に敏感でライトがまぶしすぎると感じたりすることもあります。学校では、窓から差し込む光のせいで黒板が白くまぶしくて見えにくいなど、その特性は多岐にわたります。

こうした特性ゆえに、驚いたときの反応や表現が周囲に理解されず、逆に周囲を驚かせてしまうこともあります。それが原因で怖がられたり、いじめられたりして、社会生活を送るうえで困難が生じ、こどもたちが生きづらさを抱えるケースも少なくありません。

【自閉スペクトラム症で知って欲しい大切なことが二つあります】

➀感覚への配慮

この子もしかすると、聞こえにくいのかな?見えにくいのかな?など明確に判断できない”感覚”を注意して気を付けてあげて欲しい。

②「次に行うこと」を具体的に伝える

自閉スペクトラム症の人は、「いつ始まり、いつ終わるのか」が明確でないと、とても不安になってしまいます。

  • ○(良い例): 「今から買い物に行くから、20分待っていてね」

  • ×(避けたい例): 「今から買い物に行くから、ちょっと待っていてね」 このように、すべての人にとって分かりやすい具体的な方法で伝えてあげてください。

あっとオーティズムでは、オーティズムの特性を皆さんに知ってもらい、お互いに過ごしやすい、温かい気持ちが広がる社会を目指して活動されています。

代表の佐伯さんは、「他の人とは違う表現や行動があったときでも、それはオーティズム独自の表現方法だと理解し、温かく見守ってほしい」と話します。

また、周囲の雑音の中から必要な音だけを聞き取ることが難しい場合もあります。声をかける際には、なるべく静かな環境で、正面から目線を合わせ、ゆっくりと話しかけてみてください。そうすることで、こどもたちは安心して言葉を受け取ることができるそうです。

毎年4月2日は、国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。

この日は2007年に制定され、自閉スペクトラム症やその他の発達障害に対する理解を進めるための啓発活動が、世界的な規模で展開されています。また、この日は「ライト・イット・アップ・ブルー」の日とも呼ばれています。

夕暮れとともに世界172ヶ国以上で、各地のランドマークが自閉スペクトラム症啓発デーのシンボルカラーである「ブルー」にライトアップされます。ブルーには、落ち着きや癒し、希望など、人を安心させる力があります。

日本でも大阪や神戸をはじめ、全国各地の名所や施設でライトアップが行われ、自閉スペクトラム症のこどもたちを応援しています。最初は神戸の3か所のみでスタートしたこの活動も、15年経った現在は520ヵ所まで広がりました!

ぜひ、お近くのライトアップスポットへ足を運んでみてください。

ブルーアクション写真投稿は→コチラ

今日は、あっとオーティズムのキャラクター「ハロクマちゃん」も登場。会場には支援者の方が3Dプリンタで制作してくださったとってもキュートなハロくまちゃんもご来場されていました。

「ハロ」は「光」という意味を持っています。ハロクマちゃんは、カラフルなジグソーパズル柄でできています。そのピース一つひとつは、子育て世代の人、高齢者、男性、女性など、多様な人々が社会を構成していることを象徴しています。

人々が抱える困難や特性はそれぞれ異なります。多様性の時代において、さまざまなパズルが組み合わさることで「クマ(社会)」ができあがっています。そこにある空いたピースを、皆さんの「理解」というピースで埋めてほしい。そんな願いが込められています。

ハロクマちゃんが手に持っている「ラストピース」は、自閉スペクトラム症の啓発カラーであるブルーです。そのピースがぴたりとはまったとき、誰もが自分らしく暮らせる「理想の社会」になるというメッセージを込めています。

オーティズム(自閉スペクトラム症)は、後天的なものではなく、生まれ持った脳の機能的な特性によるものです。

周囲の人にその特性が正しく理解されにくいため、時には冷たい視線を浴びたり、「親の育て方のせい」といった誤解を受けたりすることもあります。そうした偏見が、こどもたちやその家族が社会生活を送るうえでの大きな困難につながっています。

最後に、佐伯さんからは次のようなメッセージがありました。

「オーティズムへの理解がさらに深まり、オーティズムの方々が自分らしく生きやすい社会になることを願っています。また、4月2日から8日の『発達障害啓発週間』にブルーのライトアップを見かけたら、ぜひSNSなどで情報発信をお願いします!写真を撮ったら、ぜひハッシュタグを付けて投稿してください。

そして何より、今日帰ったらご家族の皆さんに、自閉スペクトラム症の話を聞いたことをお話していただいたり、知り合いの方にSNSでつぶやいたりしてみてください!」

あっとオーティズムについてご興味を持たれた方はコチラ【あっとオーティズムHP】をご覧ください。

今回も、こどもたちが楽しく学べる「HANKYUこどもカレッジ」企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施しました。

お話しした内容を熱心にメモされたり、真剣に耳を傾けたりする方々が多く、イベントをご覧になる皆さんの様子がいつもにも増して深く、温かく感じられました。もしかすると、皆さんの身近なところにも、同じような特性の方がいらっしゃるのかもしれません。

クイズに正解した方には、H2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。本当にたくさんの方がクイズにご参加くださり、大変嬉しく感じています!

本日もご来場いただき、誠にありがとうございました。


2025年11月で10周年を迎えました。

みなさまからのご支援に心から感謝申し上げます。

特設サイト▶ https://santa.h2o-retailing.co.jp/h2o-santa/10th/index.html