土曜日の午後は H2Oサンタ チャリティートークイベント<認定NPO法人クラック>を開催しました!
2026.06.27本日の阪急うめだ本店9階祝祭広場 チャリティートークイベントは、認定NPO法人クラックの豊田周平さんにお話を伺いました。
認定NPO法人クラックは、中高生にデジタル学習の機会を提供することで支援している団体です。2018年6月に大阪市淀川区で設立され、日々の活動が評価され、2023年2月には認定NPO法人となりました。
現在、日本が直面している課題の一つに、親の年収がこどもの学歴や将来の雇用形態、ひいては成人後の年収にまで影響を及ぼし、格差を生んでいる現状があります。
認定NPO法人クラックは、このような生まれ育った環境による格差、そして世代を超えた「貧困の連鎖」を断ち切ることを目指し活動しています。
【親の年収とこどもの将来】
何となく、肌で感じておられる方も多いかもしれません。実は、親の年収が高いほど、こどもが大学に進学できる可能性は高まる傾向にあります。
東京大学の「高校生の進路追跡調査」によると、親の年収が1,000万円程度の世帯では約62%のこどもが大学へ進学するのに対し、年収が400万円程度の世帯では大学進学率は約31%にとどまるとされています。この背景には、塾の費用といった経済的な側面だけでなく、親の教育に対する意識の違いも影響していると考えられます。
また、学歴の差はその後の雇用形態にも影を落とします。厚生労働省の「平成25年若年者雇用実態調査」によると、大卒者の非正規雇用率が5人に1人であるのに対し、高卒者では2人に1人にのぼり、その差は倍以上です。このように、親の年収がこどもの学歴、そして将来の雇用形態にまで影響を与えてしまうのが、現代社会の厳しい現状です。
【大学生がこどもたちのロールモデルに】
どちらのプログラムも、年齢の近い大学生のメンバーが指導したり、こどもたちに寄り添ってくれたりしているそうです。こどもたちにとっては良いロールモデル、つまりお手本として活躍してくれています。
【AI時代に、プログラミングスキルは本当に必要なのか?】
昨今、AIの活用が加速度的に進んでいます。「プログラミングスキルを身につけて、こどもたちが将来デジタル関連の企業で活躍することを目指していても、AIがすべて代行してしまい、スキルの需要がなくなってしまうのではないか?」――そんな疑問を、代表の豊田さんに投げかけてみました。
豊田さん曰く、たとえAIがホームページなどを自動で作れるようになったとしても、それを実際に運用する段階では、最終的に「人間のチェック」が不可欠なのだそうです。だからこそ、仕組みとしてのプログラミングを根本から理解しておくことが重要になります。
IT技術は日々進化していますが、現場でそれに携わる人材は圧倒的に不足しているのが現状です。人間がしっかりと基礎から学ぶことで、AIのことも「技術的に正しく理解し、使いこなせる」人材を育成することが今まさに求められています。スキルを身につけることは、こどもたちが自分自身の可能性やチャンスを広げていくことに直結しているのです。
【スキルだけでなく、かけがえのない「居場所」と「仲間」を】
また、クラックが提供しているのは技術的な学びだけではありません。 クラックに来る前は自宅から外出することが苦手だった子が、同じ興味を持つ仲間と一緒に学ぶ中で、「人生で初めての友達ができた!」と嬉しそうに話してくれたこともあるそうです。
デジタルスキルという「武器」を手に入れると同時に、お互いを認め合える仲間と出会い、世界が広がっていく。それこそが、認定NPO法人クラックの活動が持つ本当の価値なのかもしれません。
代表・豊田さんからのメッセージ:私たちにできること
最後に、代表の豊田さんから、この記事を読んでいる皆さまへ向けた大切なメッセージとお願いをいただきました。認定NPO法人クラックの活動を未来へつなぐため、現在、以下のような協力を呼びかけています。
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【企業の皆さまへ】不要になったパソコンの寄付のお願い こどもたちが学習で使用するパソコンは、すべて無料で提供しています。もし企業の方で、社用PCの入れ替えなどで不要になったパソコン(ノートPCなど)がございましたら、ぜひ寄付していただけると大変助かります。
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【学生の皆さまへ】指導メンバー(大学生メンター)募集中! 卒業などに伴うメンバーの入れ替えがあるため、一緒にこどもたちを支えてくれる大学生メンバーを募集しています。最初は特別なIT技術や知識がなくても大丈夫です。あなた自身もクラックで学びながら、その学びを次の世代のこどもたちへバトンとして繋いでいってください。興味のある方は、ぜひ一歩を踏み出してみませんか?
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【地域の皆さまへ】困っているこどもたちへの「ご紹介」のお願い もし皆さんの周りに、「デジタルやゲームに興味はあるけれど、なかなか一歩前に進めなくて困っている」というこどもがいれば、ぜひ「こんな団体があるよ」と、クラックのことを教えてあげてください。
本日もご来場いただきまして、ありがとうございました。
2025年11月で10周年を迎えました。
みなさまからのご支援に心から感謝申し上げます。
特設サイト▶ https://santa.h2o-retailing.co.jp/h2o-santa/10th/index.html