8月17日(土)チャリティートークイベントのご報告
2019.08.17本日、阪急百貨店うめだ本店 9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、<NPO法人弱視の子どもたちに絵本を>の田中さんにご来場いただき、日頃の活動についてお話を伺いました。
厚生労働省の平成28年度の調査によると身体障害者手帳を所持している視覚障害者は31万人だそうです。しかし、弱視(めがねなどをかけても視力が上がらないなど、さまざまな定義があるようです)の方はその数に入っていないこともあるので、田中さんたちの団体ではそのような状況でこまってるこどもたちの支援をしているそうです。活動を始められたきっかけは最初からとても興味があったのではなく、先輩に誘われたから、といった気軽な気持ちだったそうです。先輩の「見えない、見えにくい」視覚障害のこどもたちが楽しめる「さわる絵本」を自分たちで作ろう!という思いに賛同し、活動を始めて10年目を迎えるそうです。視覚障害のこどもたちは読めないのではなく「読める形の本」に出会えば本を読むことが出来るので、そのような視覚障害のこどもたちに「さわる絵本」や「立体地図」「さわる教科書」などを手作りし、届ける活動に取組んでおられます。
学校の授業ではスマホやタブレットなどのICT(情報通信技術)を取り入れることにより、視覚障害のこどもたちは拡大された絵や白黒を反転させた文字を手元のタブッレットなどで見やすくすることで授業がわかりやすくなるそうです。
ご来場のお客様も「さわる絵本」を実際に手にとって興味深く見ておられました。その他にも、立体地図や木の模型、そして誰も触った事が無い、お月さまの表面など、手作りの作品をたくさんお持ちいただきました。
団体では弱視や全盲の視覚障害のこどもたちだけではなく、より多くの人に「さわる絵本」や「立体地図」のことを知っていただき、もっと広めたい、とのこと。私たちのつくっている本は手作りなのでお手伝いをしてくれるボランティアさんがいれば助かります!とのことでした。特別な技術は不用、とのこと。興味を持たれた方は、是非団体ホームページからお問合わせを。
8/28(水)~9/2(月)にはこちらの阪急うめだ本店9階で第10回H2Oサンタ NPOフェスティバルが開催され、前半の28(水)~30(金)に弱視の子供たちに絵本を、が参加されているので、さわる絵本などに興味をお持ちの方は、是非ご来場お願いします。
本日もたくさんの方に、ご来場いただきました。ありがとうございました。