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活動のご報告

土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン>を開催しました!

2023.06.17

本日、阪急百貨店うめだ本店9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントは、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン理事の藤井さんをお迎えしてお届けしました。

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、「貧困や児童労働からのこどもの解放」を実現するため、発展途上国でさまざまな自立支援事業を展開しています。団体名に「フリー」という文字が入っていますが、子どもの権利を守り、可能性を引き出すことが大切だという考えから、『国内外の貧困や差別からこどもをFree(自由)にする。』、『「こどもには世界を変えられない」という考えから こどもをFree(自由)にする。』という二つの「Free」の実現をめざして活動をされています。


現在、日本はもちろんフィリピン、ケニア、エクアドルなどさまざまな国で事業を実施しています。そして貧困下で暮らす開発途上国の子どもとその家族が自立できるよう、4つの分野を軸とした応援プログラムを実践し、持続可能なコミュニティづくりに取り組んでいます。具体的には「教育」「水」「保険」「収入向上」の4つの柱です。

今回はその教育支援活動からフィリピン先住民族のこどもへの教育支援を取り上げてご紹介します。フィリピンの南にあるルソン島に次いで2番目に大きいミンナダオ島は古くから先住民族が暮らし、豊かな自然の中、特有の先住民の村々が多く存在しました。しかし、外からの移住者の人々によって土地を奪われ、先住民族のコミュニティは次第に山奥へ追いやられるようになりました。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、こうした厳しい現状にあるミンナダオ島の先住民族の特に子どもたちが、貧困から抜け出し、教育を受けられ、健康的な生活が送れるようにするため支援活動を行っています。

具体的には現地のパートナーNGOから、フィリピンの先住民族の学校を修繕してほしいという声があがり、このミンダナオ島の学校がぼろぼろで早急に修繕したほうが良いということがわかりました。そしてミンダナオ島への支援を始め、質の良い教育が受けられるよう、教育環境を整える活動を行なってきた結果、今までは屋根や壁や床が老朽化で穴が開いたり傾くなどし、危険で不衛生な環境での学び舎でしたが、2022年8月の新学期のスタートから、支援先の子どもたちは安全で衛生的な新教室を使って、授業を受けることができているそうです。

しかしながら校舎と共に以前より課題になっているのが、生徒と教員の「お手洗い(トイレ)の設置と修繕」です。下記写真のように壁・床ともに崩れそうな状態になっていたり、生徒用のトイレに至っては、完全に壊れていて使うことすらできません。性別にかかわらず、トイレが完備されていない学校では授業どころではなくなってしまいます。そこで、小学校に通う児童生徒や先生が衛生的な環境で用を足すことができ、環境汚染のない小学校運営を実施するために、現在寄付を集めています。是非とも無料のメルマガ登録や、サポーターとして団体を応援して下さいます様よろしくお願いたします。

一方、日本においても教育現場などで国内外の社会問題を「自分ゴト」として、一人ひとりがアクションを起こせるようなチカラを育てるための教材を作成したり、出前事業などを全国規模で実施されています。そして社会貢献活動を楽しく実施するためにアクションを起こしたいが、何からはじめいいかわからないという方のために、すぐにアクションを起こせるアクションキットも用意しています。例えば、自分の得意なことを活かしたアクション、気になる問題に対して声を上げるアクション、社会問題をもっと知ってもらうためのアクションの他、10円玉募金や書き損じハガキを集めたり、古書を換金してワクチンを届けたり教育の機会を応援したり、つまり自分たちのアイディアを生かして社会を変えるアクションを起こしています。是非皆さんも一緒にアクションを起こしてみませんか?

そして今回は、高校生ボランティアの“せいたさん(画像左)”と“るなさん(画像右)”にもご登壇いただき日頃からされている活動や社会問題に対する思いなどのお話を伺いました。せいたさんは小さな頃から社会問題に興味を持ち世の中の不平等さに対して皆が平等になれる世にしたいという思いで活動を始めたそうです。また日本ではこのような活動に協力してくれる土壌も多くあるんですともおっしゃっていました。せいたさん自身、来年、自分自身でNPOを立ち上げて活動を続ける予定との事です。また、るなさんは自身がフィリピンを訪れた時のスラム街や貧困街の現状を見て、この状態をなんとかしたいしたい。そういった思いがあれば必ず現状を変えれる事が出来るという強い気持ちでボランティアに取り組まれています。そして会場ではヤシの皮で作ったバッグなども紹介していただきました。二人とも、とかく無関心になりがちなこのような問題に前向きに取り組まれています。そしてこういった活動などについてもっと世に広めてほしいとおっしゃっていました。


今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。

本日もご来場いただき、ありがとうございました。