土曜日の午後はH2Oサンタ チャリティートークイベント<公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金>を開催しました!
2024.07.20本日、阪急うめだ本店の9階祝祭広場で開催したチャリティートークイベントには「公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金」の本庄さんにお越しいただき、お話を伺いました。
チャイルド・ケモ・サポート基金は『病気があっても一人ひとりの子どもと家族が大切なことを大切にできる社会』を目指して活動してる団体です。そしてチャイルド・ケモ・サポート基金の運営するチャイルド・ケモ・ハウスは小児がんや難病など重い病気のこどもたちの家族のための施設で2013年に開設されました。
小児がんについて
皆さんは「小児がん」についてご存じでしょうか。小児がんは一般的に0歳から高校生までのこどもに起こるがん(悪性腫瘍)のことです。大人のがんに比べれば患者数は少ないのですが、毎年2,000~2,500人のこどもたちが新たに発症しています。病気の進行も早く、たとえ治っても数年後に後遺症が出てくる場合もあるそうです。医療の発達により、現在では小児がんは70~80%は治るようになりましたが、依然としてこどもの病死原因の第一位でもあるそうです。
小児がんも含めこどもが重い病気にかかった場合、治療に付き添う家族や家にいるきょうだいなどが、病児と一緒に病院で寝泊まりすることはできません。また、小児がん治療の拠点病院は限られた場所にしかありません。遠方から検査のために神戸の病院に来た際に、すぐに入院して下さい、と診断されることもあり、家族は自宅から病院に通うこともかなわず、困ってしまいます。
チャイルド・ケモ・ハウス(ケモとは化学療法chemotherapyの略)は神戸市のポートアイラインドにあり、ベッドや冷蔵庫などの家具もそろっており、家族が生活が出来る部屋が19室(19家族分)あります。こどもが入院・治療中は病院のそばのその部屋で過ごすことができます。部屋はそれぞれ独立しており、保護者が仕事から夜遅く帰ってきたり、早朝の出勤でも部屋ごとに玄関があるため、屋外から直接部屋に出入りできます。
楽しいイベントを実施
チャイルド・ケモ・ハウスでは、長い闘病生活等の中で病院の屋内での生活が続き、季節をあまり感じることができない環境のこどもたちのために、様々なハウスイベントを行っています。夏には花火、秋にはハロウィン、冬にはクリスマスなどなど、こどもも大人もみんなで楽しめるイベントがたくさんです。そして「がんになっても笑顔で育つ!」をテーマに、小児がんのこどもたちを支援するために、また小児がんの事を皆さんにもっと知ってもらうために、おそろいの緑のTシャツを着て、楽しく神戸の街を歩く『チャイルド・ケモ・ハウス チャリティウォーク』も開催されています。
また、「チャイルド・ケモ・サポート基金」は小児がんのこどもたちを応援するために、神戸市と連携してふるさと納税を使った寄付金を募集しています。皆様のご支援が小児がんのこどもたちに勇気や希望を与え、そして家族と一緒に笑顔で過ごす事ができるようになります。是非とも温かいご支援をお願いします。
最後に本庄さんからは、チャイルド・ケモ・ハウス(通称:チャイケモ)に興味をお持ちになられたら、是非インターネットなどでチャイルド・ケモ・ハウスにアクセスして下さいと。そしてチャイルド・ケモ・サポート基金のこのような活動についてご家族や友人知人の方へもっと広げて頂ければありがたいと仰っていました。みなさまのご協力をお願いします。
今回も、こどもたちが楽しく学べるHANKYUこどもカレッジ企画と連動して、チャリティートークイベントを聞けば答えがわかるNPOクイズを実施し、正解の方にはH2Oサンタオリジナルクリアファイルをプレゼントしました。
本日もご来場いただき、ありがとうございました。