土曜日の午後はH2Oサンタチャリティートークイベント<認定NPO法人ふぁそらぼ(FaSoLabo)京都>を開催しました!
2024.07.25本日のチャリティートークイベントは、阪急うめだ本店9階祝祭広場からお届けしました。認定NPO法人ふぁそらぼ(FaSoLabo)京都の粟さんにお越しいただいてお話を伺いました。
認定NPO法人ふぁそらぼ(FaSoLabo)京都は,食物アレルギーのあるこどもと家族の支援に取組んで活動をされている団体で2005年4月に設立されました。食物アレルギーとは本来は身体を守ってくれるはずの「免疫機能」が食べ物に含まれている物質によって過剰に働き、身体にじんましんや皮膚のかゆみ、咳、嘔吐、下痢などのアレルギー反応を起こす現象です。症状も様々で,時には意識障害や呼吸困難など命の危険に関わるケースもあるそうです。もしこどもが食物アレルギーだったら・・・。保護者もこどもの毎日の食事や治療方針、スーパーで売っている食品、お友達の家でのおやつ、給食や学校行事のメニュー、災害時の非常食など、本当にこどもに食べさせて大丈夫なのかと不安な気持ちになってしまいます。
団体では食物アレルギーの事をもっとたくさんの人に知ってもらいたいという思いで2022年から『どれみ隊プロジェクト』というこどもたち自身がアンバサダー役になり、こどもたち自身の視点で食物アレルギーについての思いを地域社会に発信する取組みを実施しています。食物アレルギーへの理解や配慮を広め、食物アレルギーの有無に関わらず、みんなが暮らしやすい社会づくりを目的とした取り組みなどを行っています。
本日は、どれみ隊の「大向彩希」さんにもご登壇していただき、多くの方にアレルギーについて理解してほしいとの思いで企画した商品試食会や米粉のパン作り、食物アレルギーに配慮したパーティーの企画を行ったお話など、色々な活動についてお話していただきました。
みなさん、ブルーパンプキンの取組みってご存じですか?それはハロウィンの時に青いカボチャを玄関先に置くことで、食物アレルギーがあっても食べられるお菓子、もしくは代わりのグッズが用意してあるよ、という目印だそうです。こどもたちが楽しみにしているハロウィンをアレルギーがあるこどもたちも一緒に楽しめるように、とのことで米国から始まった取り組みだそうです。本日はFaSoLabo京都オリジナル毛糸のブルーパンプキンマスコットの作り方も教えていただき、トークイベント終了後にはオリジナルキットのプレゼントもありました。
そのほか団体では、食物アレルギーの正しい知識を知ってもらうための勉強会や相談会なども開催されています。またアレルギーの有無に関係なく、食物アレルギーについて社会的な理解を広めるためみんなが楽しめるような啓発活動なども積極的に実施されています。
最近ではアレルギーフリーの保存食は多種多様でスーパーやネットなどでも気軽に購入できるそうです。また食品メーカーの方でも食物アレルギーに配慮した食品開発などが今や当たり前で長期保存のできる食品なども含め日々努力し、開発してくれているとの事です。
粟さんが活動を始められたきっかけは、ご自身のお子様にアレルギーがあり、いろいろ気をつかうことも多かったそうですが、子育て中はアレルギーに対するご自身の知識の自信の無さから、団体の活動に参加することに戸惑いがあり、参加していなかったそうです。子育てが落ち着いてから、活動をはじめられたそうですが、全く知識がなくても、何もわからなくても、戸惑いがあっても、とりあえずFaSoLabo京都に連絡をいただければ、いろんな情報で応援できます、とのことでした。最後に粟さんは本日お越しいただいた皆さんには「ふぁそらぼ京都」の事をもっと知ってもらい、そして友人知人の方にも食物アレルギーについてのこういった活動について広めて頂ければ嬉しいです、と仰っていました。また『どれみ隊』の「大向 彩希」さんからは、大人に伝えたいこととして、こどもたちだけで企画している、食物アレルギーについてのイベントに参加してほしい。もっと多くの人への理解を広めていくために色々企画を考えていきます、との力強い言葉をいただきました。
ご来場ありがとうございました。